生産的な時間と、無駄な時間の違い
From リッチ・シェフレン
次の図は、あなたの時間当たりの価値について、よりわかりやすく解説したものです。
1行目は、先ほど計算した目標額を使います。次に、週に何日働くか、そして1日に何時間働くかを記入します。
次の「生産的な時間」とは何でしょうか?
質問に答える前に、あるマーケターから聞いた話をお伝えしたいと思います。彼は「キッチンタイマーを買ってくるんだ。そして60分間にセットして、その60分間は、利益を構築する作業以外のことは一切やらないと決めるんだ」と言いました。
言っておきますが、これは簡単なことではありません。のどが渇いて水を取りに行きたくなりますし、インターネットを見て、情報をチェックしたくなったりします。トイレにも行きたくなりますし、細かい妨げがいろいろとあるのです。しかし、最後には、私は利益を構築する作業以外のことは一切やらずに1時間をやり通しました。これこそが、ここであなたに伝えたい生産的な時間なのです。
つまり、生産的な時間とは、あなたの収入に直接つながる時間のことです。
では、あなたの時間のうち、何%が生産的でしょうか? 答える前に、この事実を紹介しましょう。ある調査によると、フォーチュン500のCEOたちは、1日に28分しか生産的な時間がないそうです。別の調査によると、38分でした。変な話でしょう? 1日のうちわずか28分か38分なのです。
そんな短い時間にCEOたちが何をしているのか、そしてどれだけ利益を生み出すことに集中できているかを考えてみてください。あなたはフォーチュン500のCEOほど責任を負っていないでしょうから、より多くの生産的な時間を持てるはずです。しかし、生産的な時間は、魔法によって生まれるわけではありません。注力して、訓練をしなければなりません。
非生産的な時間の例としては「友人と話す」「ネットサーフィンする」「メールをチェックする」「電話に対応する」「勉強する」「ウェブサイトのアクセス数などを調べる」「机を片付ける」「オフィスを片付ける」などが挙げられます。
これまで見たことのない、お金を生み出す秘密が書かれている無料レポートを読んでいる時間でさえも、生産的な時間とは言えません。あなたがその内容を実際に実行したり、誰かに頼んでやってもらっているときだけが生産的な時間なのです。
大半の「チャンス追求型」はこのように、勉強時間と稼ぐ時間を間違って捉えています。新しい知識は、実行されない限り、あなたのビジネスにとって何の価値もないのです。もちろん、私はこれらの活動にまったく時間を使うな、といっているわけではありません。勉強したり、友人と話す時間は必要です。
重要なのは、これらの時間を生産的な時間と勘違いしてはならないということです。これらの時間はメンテナンスの時間です。やらなければなりませんが、生産的な時間と捉えてはいけません。
なぜなら、それはビジネスを構築することにはならないからであり、あなたの収入を増やすことにはならないからです。やらなければなりませんが、それはあなたの人生の一部でしかないのです。
生産的な時間とは「製品を作る」「マーケティングする」「マーケティングプロセスを改善する」「プロジェクト管理する」「ジョイントベンチャーの取引をまとめる」「ビジネスの拡張可能性を模索する」などの作業に使う時間です。
しかし、生産的な時間よりもさらに利益に直結し、戦略的な時間があります。私はそれを「超生産的時間」と呼んでいます。
超生産的時間とは、あなたが利益を生み出す活動に関するシステムを作っている時間のことです。例えば、製品を作るシステムやマーケティングをするシステムを作っている時間です。
私がニッチビジネスをしていたとき、商品開発やマーケティングのシステムを作りました。そのシステムにより、キーワードリサーチからPPC出稿まですべて、誰かが私のためにやってくれたのです。重要なことですが、ひとたびシステムが動き出すと、私はそこには一切かかわる必要がありませんでした。リサーチャーがキーワードリサーチを行い、ウェブマスター(ホームページの管理人)やゴーストライターにその情報を伝えます。ウェブマスターはドメインを登録し、ホームページをアップします。一方、ゴーストライターは無料レポート、セールスレター、オプトインページなどを担当します。
新しい商品が毎月開発されていました。私が働こうが、働くまいが、ビジネスは成長していました。だから私はシステムを作るという超生産的な活動に時間を使うことができたのです。
これ以上、説明は要らないでしょう。次のブログではあなたの話に戻りましょう。
大きな利益とその向こう側へ
リッチシェフレンでした