戦略 2018/11/21

失敗を受け入れる~Weekly Quote~



今週のリッチ・シェフレンの名言をお届けします。





以前、スティーブ・ジョブズの⼈生に関する本を読みました。彼の⼈生は本当に波乱万丈だったことはあなたもご存知ですよね。アップルでの⼤成功があった後、彼はそこをクビになりました。そして、次に試みた新作のコンピューターも、おおむね失敗に終わったのです。彼はまずこの2つの大きな失敗を経験してから、ジョージ・ルーカスからスタジオを買い取り、それをピクサーに作り変え、そして最終的にはアップルに戻って⽬を⾒張るような成果を収めたのです。


彼のような成功した⼈を⾒て、その⼈が過去の⼈生で経験してきた苦難を⾒落とすのは簡単です。そのような点から、人間の回復力と、失敗をものともせず立ち直る能力について考えてみました。この能力は、起業家としての成功に関わってくる能力です。


これに関連する特質として、⾃分が安⼼を感じる領域から踏み出す心の準備があるかどうか、つまり、失敗する可能性を受け⼊れられるかということがあります。これはよく知られていることですが、成功している起業家のほとんどは、かつて、壮大な失敗を経験してきているのです。そしてこの経験は、早いうちにしておかなければならない、と私は思うのです。


逆に⾔うと、もしもこうした挫折を経験していないと、失敗に対する恐怖⼼を必要以上に持ってしまうのだと思います。


重要なことは、失敗を受け⼊れる⼼の準備、つまり実験的なことを行い、失敗をする用意がある、ということなのです。失敗を常に回避しようとし、そうして常にそこから逃避したとしましょう。そうすると、チャンスがめぐってきたときに、それを活かすこともできないのです。


起業家がたどる道の多くの部分は、まさに不確実性の道です。100%確実に成功することがわかっている方法などはありません。なので、あなたが今直面している問題や課題を、あなたが最終的に行きつきたい地点に行き着くためには必ず経験しなくてはならない、不可欠なプロセスと考えて欲しいです。


起業家が歩む道は、決して一直線ではないことを理解してください。必ず苦難はあります。


いままで、そのような苦難にどうやって立ち向かってきたか。そして、そこから何を学べたか。それらを振り返った上で、これから直面する苦難にどう立ち向かっていくか。


それこそが、起業家としての成功へと近づく道だということを理解してください。



大きな利益とその向こう側へ


-リッチ・シェフレン






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