人生とは大胆な冒険か無~Weekly Quote~



まず最初に質問です。

「あなたが最後に心の底からがっかりしたのはいつですか?」

もし長い間、心の底から失望したことがないのであれば、おそらく最高に幸せだという感情も味わっていないのではないかと思います。

なぜなら、人生は上を目指せば上に行けるし、下を見ていればそこに落ち着いてしまうからです。そして、多くの人々は、今持っているものを失うというリスクを冒してまで、自分が心から欲しいものを得るために、進んで動こうとはしないのです。そのためそこそこで落ち着いてしまっています。

私の考えでは、どんな分野でもそこそこで満足してしまうことは、ゆっくり死に向かっているのと同じことです。

人生とは大胆な冒険か無のどちらかです。そして、そこそこの状態に満足することなく、より大きな目標に向かって冒険に乗り出すのが起業家なのです。ときにはその目標を達成できずに苦しむこともあるでしょう。しかし、願いをかなえて勝利の歓喜に沸くこともあるのです。

これまで私が何度か「最高の教師は自分自身である」と言ってきたのを耳にしたことがあるでしょうか?

自分の体験が最高の教師である理由は、その体験があなただけのものだからです。もちろん、他人の体験から学ぶのも賢明なことです。自分で同じ体験をせずに済むのですから。しかしその効果は限られています。

あなたが私から学んでいるときも、自分の過去の経験と照らし合わせながら、次の機会にもっと簡単に物事を解決できるようにと考えながら学んでいると思います。そのため、自分が経験したことが基本になっているのです。

そして、私はこれまでウェビナーなどいろいろな場で、新しいビジネスの90%は失敗すると語ってきました。しかし、失敗した同じ分野で2度目、3度目の起業をした場合、1度目、2度目の失敗から得た知識を生かすことができるので、成功する確率が劇的に上がります。失敗する確率が90%だったのが、今度は成功する確率が90%になるのです。

180度違う方向に行くのではなく、同じ分野で自分の体験を生かすことによって、それが可能になります。

あなたが、これまで経験してきたこと、失敗したことはあなたにとって財産になります。その経験を今のビジネスや人生にどう活かすことができるのか、そして、その経験を活かしてどのようなことに挑戦することができるのか、一度じっくりと考えてみてください。

大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン



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