1通のFAXDMで250万円


From:中谷佳正

先日、うちの会社で運営しているコミュニティで毎回、成果が上がった施策をシェアしているんですが、いつもは任意でやっていたものを、今回からは背の順番で並んでやり始めました。そうすると強制的に全員が話すことになり面白いかなと思い試してみたんですが。案の定、普段は話をしない参加者があまり乗り気じゃない雰囲気でこんな事を言い出しました。数十人の前にたったその人は、話を始める前にあんまり大したことはない実績なんですが、と前置きをした上で、、、
「FAXDMで250万円の粗利の受注がありました。」


本人はすごさに気づいてない


この話を聞いた時、僕たちコミュニティのメンバーはどよめきました(笑)
なぜなら話をよくよく聞くと、FAXDMを送るのに使った費用は1万円前後なんだとか。しかも送ったのはたった1通のFAXDMで、その結果として250万円もの粗利があるような商品の成約を取ってしまったとのこと。
でも、話をしている本人は「え?スゴイんですか?」みたいな顔をしている(笑)僕たちからすると、「確かに額としてはそんなに大きなものではないけど、たった1万円で250万円もの粗利よね?費用対効果どんだけええねん!」っていう話。。。

ちなみに、同じようにFAXDMを使ってうまくいったうちの会社のクライアントの話はそれだけではなく。たった40件のFAXDMを送っただけで、テレビCMを流しているような有名な企業からアポが入り、その次の週には大きな案件が2件取れたりもしたそう。。。たった40件のFAXDMって、コストいったいいくらなの?と。みんな景気が良さそうで何よりです(笑)


ツールって大事よね


この記事を読んでいるあなたならセールスコピーの重要性をご存知だと思います。ホームページのようなオンラインでどんなセールスコピーを書くのかもそうでしょうし、チラシとかDMとかみたいにオフラインでも同じですが、2つの例を聞いていて、僕が思ったことは「ツールって大事よね」ってこと。ダン・ケネディの言葉で言うなら「メディア」ってやっぱりめちゃ大事だなと改めて感じた訳です。
なぜなら、250万の粗利の商品の成約を取ったのも、テレビCMを流しているような企業からアポを取り付けたのも、時代遅れだと思われているようなFAXDMのおかげ、、、
確かにセールスコピーを学ぶことも大事だし、書けるようになることももちろん大事なんだけれども、それ以上にメッセージをどのメディアでお客さんに届けるのかの影響は絶大だなと感じました。彼らは実はあまりセールスコピーがうまいとは言えない2人。。。
これと同じことをオンラインのメディアを使ってやろうとしても、おそらく成果は出なかったんじゃないかなと。きっと他の案内に埋もれていたかもしれないですし、そもそも見てもらうことができなかった可能性が高い。。。


流行りに踊らされないように


インターネットの世界は、日進月歩で流行が移り変わっているわけですが、つい最近もGoogleやFacebookに関する広告のスゴさみたいなのを僕も改めて思い知らされたところです。AI技術が進んでるおかげで、よりダイレクトにお客さんに情報を届けられるようになっている、、、
でも、そういった流行りにばかり踊らされる必要はない。今回お伝えした話のように、未だにFAXDMでだって成果は出ます。むしろ、FAXDMだったからこそ他の競合と差別化して成果が出た可能性が高い。流行に乗るだけじゃなくて、独自の道を進むというのは、それだけで効果があるものなのです。


お客さんにマッチしたツールを使おう


ここで間違えないで欲しいのは、「よっしゃ、FAXDMが熱いんやったら、僕もFAXDMで行こ!」みたいなノリで手を出すことは辞めて欲しい。。。
もちろん、テストを行うという意味でやる分には良いですけど、やってみたからといって必ずしも成果が出るとは限らない。やってみて成果が出ないからといって「中谷・・・嘘つきやがったな」とか言われたくはないので、先に言っときます(笑)
大事なのは、お客さんにマッチしたツールとして使うかどうかってこと。今回の例の場合は、コミュニティのメンバーやクライアントのお客さんが、FAXDMを見る層だったから反応したということ。だから、あなたのお客さんにとってFAXDMが効果的かどうかはわからない。

もしかしたら、フリーペーパーみたいなのが効果的かもしれないし、業界新聞とか業界紙のようなものが良いかもしれないし、ラジオCMが上手くいくかもしれない。当然ですが、インターネット広告がはまる可能性だってありますね。
重要なのは、あなたのお客さんがどんなメディアで反応するのか。それをちゃんと理解して、その上でツールとして利用するのが大事だってこと。

たった1通のFAXDMで粗利250万円の案件という話を聞いて僕もやってみようかなと思いましたが(笑)そうではなくどんなメディアを使っているのか、しっかりとお客さんのことをリサーチするようにしてください。そうすれば、あなたも周りから「おいおいマジかよ」と羨ましく思われるような成果を出すことができるかもしれません。
ぜひ、真剣に情報収集に取り組んでみてはいかがでしょうか?

-中谷佳正


P.S.ちなみに僕の塾ではオフラインもオンラインを両方使えるチームを作っています、、、

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