まだインターネットビジネスで大きな成功を収めることはできる
友人がTV通販黎明期の話をしたとき、彼は現在のインターネットマーケティングがTV通販と同じ状況になることを容易に予想できていました。
インターネットマーケティングがやっているのは、ニッチ市場を探して、ページをアップし、PPC広告でアクセスを集め、それが上手くいったら発展させ、上手くいかなければ、別のニッチを探すということです。
ニッチ市場:「ニッチ」とは「隙間」の意味。つまり「ニッチ市場」を直訳すれば「隙間市場」「隙間 産業」ということ。具体的には、市場の潜在能力が高いにもかかわらず大企業が参入していないような市場を指す。顧客ニーズはあるのに、参入している企業が少ない市場のこと。小規模企業 がビジネスを行う場合、大企業がすでに入り込んでいる市場では勝負にならないので、本書では「読者が参入する(しようとしている)市場」というぐらいの意味でも使われている。
PPC広告:「PPC」は「pay per click」の略。「クリック報酬型広告」などと訳される。インターネット のサイトで、閲覧者がクリックする数に応じて広告費が発生するネット広告の形態。通常、広告の内 容に興味がある人しかクリックしないため、興味のある層を自社サイトに誘導できる利点がある。
多くの成功しているオフライン企業(非インターネット企業)が、次々とオンライン(インターネット)に参入しています。
実際のところ、私のオフィスには毎週のように、成功しているオフライン企業から、インターネットへ参入するための相談が持ちかけられています。
大成功しているアゴラ・パブリッシング社のようなダイレクトレスポンスの企業が、オンラインの世界へ既に参入してきています。
彼らは豊富な人材を使って、新しいニッチを探しています。情熱を持っている分野で、夢のビジネスを立ち上げようとしている人たちもたくさんいます。
魅力ある市場を探している、他のインターネットマーケターたちのことも忘れてはなりません。
つまり、あなたのランチ代を奪い去ろうとしているたくさんの人々が存在するということです。
先に進む前に、私が服飾店をやっていたとき、万引き犯罪のエキスパートから聞いた話をしましょう。
「品物にセンサーを付けて、アラームがなるようにすることは、万引き犯を捕まえる役には立たちません。
それは万引き犯が他の店よりもあなたの店に来にくくするための措置です。言い換えれば、あなたは周りの店よりも、しっかりとしたセキュリティで店を固めておく必要があるのです。
そうすれば、万引き犯はもっと万引きしやすい別の店に行くでしょう」
あなたがビジネスを運営している市場においても、同じようなことをすべきなのです。
あなたはとても上手くいくビジネスをつくり、充分な商品を用意し、競合が入りたがらないようにしておくべきなのです。
洗練された競合は、あなたがフロントエンド商品をタダ同然で提供、またはアフィリエイターに100%のコミッションを払っても、バックエンド商品からの売上によって充分利益を上げられることを知っています。
フロントエンド商品:価格を安くするなどして、初めて取引する顧客が買いやすいように設計された商品のこと。⇔バックエンド商品
アフィリエイター:「アフィリエイト」とは、インターネットを介した成功報酬型広告のこと。そのアフィリエイトを行う人をアフィリエイターと呼ぶ。多くはブログ、メールマガジン、SNS等を利用して商品を宣伝(紹介)し、売れた数に応じて事前に契約した広告料を広告主がアフィリエイターに支払う。
バックエンド商品:フロントエンド商品を買った顧客に対して販売される関連商品のこと。例えば、英単語集を買った人に英会話のDVDを販売したとすると、英単語集がフロントエンド商品、英会話のDVDがバックエンド商品ということになる。「まず安い商品で引きつけておいて、その後、高い商品を買わされる」という批判をする人もいるが、英単語集を買った顧客は英語力を身に付けたいと思って買っているはずなので、その顧客に対して、さらに英語力を高められるDVD教材を販売することは、顧客のためになるとも言える。
よいニュースとしては、あなたにはまだ時間があるということです。インターネットはまだアメリカの西部開拓時代のようなものです。
今からでもニッチ市場を探し「真のビジネス」を作ることができます。しかし、言っておきたいのは「この機会は永遠には続かない」ということです。
では、あなたの通り道にある障害を見ていきましょう。
その話はまた、次回にします。
大きな利益とその向こう側へ
リッチシェフレンでした。