社長の仕事術 2017/09/27

あなたは迷子になっていませんか?~Weekly Quote~


私はこれまでに、あなたに思考のパラダイム、視点、枠組みを変えるコンセプトに関してお話してきました。そして最近、それをさらに掘り下げ、もう一つ新たなコンセプトを皆さんにお伝えしたいと思っています。

ご存知のように、私が2006年に『インターネット・ビジネス・マニフェスト』を書いた結果、誰もがオンラインビジネスについて考えるようになりました。そして2008年には『制約条件の理論』を発表し、こちらも多くのサクセス・ストーリーを生み出しました。今回のコンセプトも、多くの人にとって素晴らしいトランスフォーメーションになると私は考えています。

そのコンセプトの前提が、ほとんどの起業家はビジネスにおける「現実という地図」の見方に欠陥がありながらそれを修正する方法を知らない、というものです。

頭打ち状態に陥って業績がなかなか成長しない、そこから上昇気流に乗ることができない、という問題を抱えているとしましょう。なかなか流れを変えることができない場合、ビジネスにおいての「現実という地図」の見方が機能していない可能性が高いのです。

選択肢が見えなくなり、自分自身を制限してしまっているのです。本当なら様々な選択肢を持っているはずなのにそれを認識できず、見落としてしまっているのです。望みどおりの結果を得るための別の方法が見えなくなってしまっているのです。

このことを指摘した人に、私は今まで会ったことがありません。「現実という地図」の見方が間違っている起業家は、日々、その代償を払っているのです。

ビジネスにおいて自分の「現実という地図」の見方はどうなっているのか。人々が自分のためにしてくれることと彼らが望んでいること。自分の市場で見込み客が買いたいと思っているものと買いたくないと思っているもの。成功するには何が必要か、ビジネスで一定レベルの成功を収めるためにどんなものが必要なのか。

それが真実かどうかはともかく、あなた自身、あなたのビジネスに関して自分が正しいと思っている前提条件について、よく考えてみましょう。

私はこれを何人かの人に実際に実践してもらいました。その結果、全員が例外なく、ビジネスや自分自身、自分とビジネスの関わりについて誤った認識を持っていて、その誤った認識が自分のパフォーマンスの妨げとなっていたことに気付いたのです。

というわけで、あなたもぜひ自分自身の行動を客観的に見つめ、その背景にどのような思いが隠れているのか明らかにしてください。また、起業家として成功することや、市場、成功するマーケティングに関して、自分がどんな考えを持っているかも。そしてその考えが本当に正しいのか、自分自身にメリットをもたらしているのか、問いかけてみてください。

大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン


関連記事