働きすぎたパン屋
Hi! NAOです!水曜は、テーマからちょっと外れて、海外の話題をライトな感じでお伝えしております。
日本と海外では労働に対する考え方も大きく違う場合がありますよね。例えば、日本ではゴールデンウィークとかで1週間程度の連休で、やれ大型連休だと騒ぐのに比べ、欧米諸国では2〜3週間の休みなんて当たり前だったりします。
これは、日本では神々自身が労働するため、労働は徳を積む善行であるとの教えが深く根付いているのに対し、キリスト教圏では、エデンの園で遊び暮らしていたアダムとイブが禁断の果実を食べて、エデンの園を追放され、働かざるを得なくなった、つまり、欧米人にとって、労働は罰としてやらされるものというイメージがあるからだと、Noriに教わった事があります。
そんなキリスト教圏の一つであるフランスでは、日本人にはにわかに信じられない事件があったそうです。というのも、、、
フランスのリュジニー=シュル=バルスにあるパン屋「レイク・ベーカリー」が、働きすぎた罪で3000ユーロ、日本円にして約40万円の罰金を課せられたと言うのです。
フランスには週に1日は会社や店を閉めて休日を設けなければならないという法律があるんだそうですが、このレイク・ベーカリーは観光客で賑わう夏季に店を毎日あけていたのが問題となったようです。
しかしながら、このパン屋さんを擁護する意見も多く、「観光収入に頼っているような地域で、夏季に店を毎日営業することは大切だ」と市長もコメントを発表、更には2500人近くの地域住民も署名運動に参加したそうです。
日本でも、労働基準法によって、毎週少なくとも一回の休日を与えなければならないと定められていますが、店や会社が休まなければいけないという法律はとくにないですよね。
こういうところにも、日本人と欧米人の労働観の違いというのが如実にあらわれているということなんでしょうね。