富とお金 2018/09/26

大きな値幅か、小さな値幅か




こんにちは、石田です。

朝晩の冷え込みを感じるようになってきました。

今年の夏、あれだけ暑かったのがうそのようです。
皆さんも気温の変化で体調を崩さないよう
お気を付けください。


さて、今回のメールマガジンですが、

トレードスタイルは

・大きな値幅を狙う方が良いのか

それとも

・小さな値幅を狙う方が良いのか

についてお話ししたいと思います。



結論から言うと「どちらでもよい」となります。
ただ、「なぜどちらでもよいのか?」という部分は
正しく理解しておかなければなりません。


理解しやすくするために
「ビジネス」
を例にとってお話しします。


世の中には様々なビジネスがありますが、
儲け方のパターンの一つで「薄利多売」という
キーワード、聞いたことがありますよね?


文字通り、

「利益は小さいが、代わりにたくさん売る」

ということです。


仕入れを伴う商売(在庫を仕入れて利益を乗せて売る)や、
仲介商売(旅行代理店等含む)などは、
どちらかというと薄利多売です。

それに対して労力(技術力)を伴うサービスなどは
「利益は大きいが、沢山は売れない」となります。

なぜたくさん売れないのかというと
「体は一つしかないから掛け算が効かない」
ということですね。


薄利多売の場合は
直接的にサービスを提供するわけではないので
在庫を仕入れるだけでいくらでも掛け算可能ですが、、、

後者は需要があった(買いたいという人がいる)としても、
他の現場に入っていれば物理的にサービスは提供できない、
というわけです。

皆さんも普段の生活の中で、
両方のパターンのビジネスに接していますよね、
ではどちらが理想的なビジネスなのでしょうか?

これはわかると思いますが、
「どちらの価値も同じ(両方ともよい)」
となります。


なぜかというと・・・。

それらのビジネスを図る基準(ものさし)が、
「何をもって良い悪いを決めるのか?」
と考えればおのずと答えにつながります。

そう、

少ない利益で数多く売ろうが、
大きい利益で少なく売ろうが、

「結果的に儲かるビジネスであれば、それが良い」

ということになるからです。


トレードスタイルも全く同じです。

・大きな値幅を狙う方が良いのか
・小さな値幅を狙う方が良いのか

良い悪いを決める基準が

「トレードを行う目的はお金を儲けるため」

である以上、

「結果的に儲かればどちらでもよい」

となります。


ちなみにビジネスもトレードも
「現金ベース」というキーワードを加えると、
また別の視点がでてきます。

ビジネスの方がわかりやすいと思いますが、
例えば、「車や住宅」などは、
販売価格そのものが大きいので、

「仮に利益率が低くても、
 現金ベースの金額としては大きな利益がある」

となるわけです。


トレードではポジションボリュームに関係してくる部分ですね。

狙う値幅が小さくても、ポジションが大きければ、
「現金基準の利益額そのものは大きくなる」わけです。
株のデイトレーダーにも、このパターン多いですよね。


これらのことを踏まえて
自らのトレードスタイルを再考してみてください。
新たな気付きがあるかもしれません。


それではまた!



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