ほとんどの経営者のように、あなたもこの致命的な間違いを犯していませんか?
From:ダン・ケネディ
スーパー・カンファレンスにおいて、私は「常に意識しなければならない6つのブレット(メリットの箇条書き)」というタイトルでスピーチをしました。項目をもっと増やすこともできますが、今もし私がビジネスを買収したり、構築したり、始めたりするのなら、この6つだけは決して忘れたくない本質ですね。
それらの項目すべてについて紙面を割く余裕はありませんが、その中のひとつをここで取り上げてみたいと思います。なぜなら、それがほとんどの経営者が致命的な間違いを犯してしまう心理パターンに関係しているからですよ。
実は、これに関しては私とクライアントの意見がいつも食い違う点なのです。クライアントの会社の大きさや購買力に関係なくですよ。
私は気付いたのですが、クライアントがリードや顧客、患者などを集客する際にいつも言うことがあります。
「顧客を得るために、一番お金がかからない方法は何ですか?」
よく注意して聞いてほしいのですが、あなたもそのように考えているのならばマインドを転換する必要がありますし、違う考え方ができるように自己訓練をしなければなりませんよ。もしそれができなければ、あなたは市場にいるどのダイレクトマーケターよりも多くのお金を使うチャンスを自ら放棄することになり、その結果自分でできることに限界を設けてしまうのです。
ちょっと考えてみてください。あなたは競合他社よりも多くのお金を投資することによってスピードと成長をお金で買ったり、競合他社のやる気を削いだりできるのですよ。
私の言っている意味がわかるように、ある例を示しましょう。
かなり前のことですが、格闘技道場を経営している私のクライアントが電話をしてきました。大手の競合他社が彼の市場に参入しようとしているので相談をしてきたのですね。
私のアドバイスは広告看板を使えというものでした。クライアントは「広告看板?それについてはもうテスト済みで、私の市場では効果がないとわかりましたよね?」といいました。
私はこう答えましたよ。「その通り。でも、あなたの競合他社はそのことを知りませんね。街に来たらどこに行ってもあなたの広告看板を目にするので、彼らも同じように出し始めるでしょう。あなたは2ヶ月ほどたったらそれをやめればいいのです。その後、彼らは効果のない広告メディアにマーケティング費用のすべてを使い果たしてやる気をなくすことでしょうよ」
顧客獲得のために投資をするマーケター、そして初期販売での赤字を覚悟できるマーケターは、最大の顧客価値を生み出す効果的戦略を使うことによって非常に強い競争力を持てるという利点があります。そこにはほかの人々が手を出せない多くの広告メディアでも、彼らなら活用できるということも含まれます。
「一番お金をかけずにできることは何だろう?」と聞く代わりに正しい質問をしましょう。
「ほかの誰よりもお金をかけるには、どのようにビジネスを構築すればいいのだろう?」
または、次のような質問です。
「ほかの誰よりも多く投資するために何ができるだろう?」
お金をかけることのもうひとつの利点は、より多くの価値を顧客に提供できることです。するともっと価値の高い顧客が集まり利益が増えるので、あなたが顧客1人あたりにかけられる費用も増加することになりますね。
顧客により良いボーナスのオファーをしたり、あっと驚くようなパッケージを送ることができるようになりますよ。
優れた賢明なマーケターは競合他社よりも多くのお金を費やせるように自分のビジネスを構築していくものです。誰にも真似のできないような形で市場に現れ、新規顧客を得るために可能な限りお金を使います。そして、より高い価値がある顧客を集めることで販売単価の引上げが可能になり、それによって最低限の販売数でも100万ドル(1億円)の売上に到達することができるのです。
-ダン・ケネディ
<ザ・レスポンスからのオススメ>
【無料WEBセミナー】
あのダン・ケネディ、ジェイ・エイブラハムがアドバイスを求めるビジネス戦略構築のプロ…
彼が教える小さな会社の社長・個人事業主のための仕組みで回る「真のビジネスの作り方」とは…
↓
詳しくはこちら