富とお金 2021/08/11

ボラティリティの変化への対応


こんにちは、石田です。

かなり気温が高くなりました。

朝早くからならまだ良いのですが、
日中は日陰の無いところでの作業は
連続で2時間程度が限界です。

屋外でお仕事をされている方、
この時期は十分お気を付けください。


今日は
ボラティリティの変化に対応する
というお話しをしようと思います。

「ボラティリティって何?」
という方のために
簡単に説明しておきますと、

「ボラティリティ」とは正確には
各銘柄の変動率の大きさを
示すときに使われる言葉
です。

直接的な相場の高安幅のことではなく、
「予想」を含んだものではありますが、

私は大変便利の良い言葉なので

・マーケットの上下平均触れ幅
・トレードに必要な投資資金や
 リスク資金の必要幅(現金ベース)

などを説明するときにも用います。

ここではそのような意味合いで用いていることを
前提に聞いてくださいね。
*以下、表現を「ボラ」と省略します。


さて。
この「ボラ」ですが、
高くなるときには大きく分けて
2つのパターンがあります。


1つは
銘柄そのものの価格帯が高くなり、
 それに応じてボラも高くなる場合

です。

過去、銘柄価格が1万円であった場合に
ボラが500円程度であったものが、

その銘柄が10万円になってしまえば、
ボラが5000円程度まで
高くなってしまう状況です。(例)

このようなボラの高くなる様子は、
至って普通のことで、
多くの銘柄に見られる光景です。


しかし、
もうひとつのパターンは

マーケットが荒れることによって、
 価格帯は一切関係なく高くなってしまう状況

です。

過去の株式相場でもありましたが、
実際に1万円を割れている日経平均が
1〜2日で1000円以上
上下するようなこともあります。

これは明らかに後者のパターンと言えます。

で、それが何?
と言うことになるわけですが、

後者のパターンで
ボラが高くなる経験をしてしまうと、

マーケットでは頻繁にボラが
高くなる状況が現れ、

しばらくの間・・・。
「ギックリ腰のように癖になる」
のです。

これは、トレーダーの意識の中に
「この銘柄は万が一の場合、
 このくらい動いてもおかしくは無いのだ!」
と、意識付けされるからです。

ですから、
ちょっとしたインパクトでこれまで以上のボラで
マーケットが推移したりするわけです。

ちょっと前置きが長くなりましたが、
今日はこのように

「後者のパターンでボラが高くなる経験をした場合、
 トレーダーの身に何が起こるのか?」

そして、
「そのような状況下でどう行動すればよいのか?」
についてお話しておこうと思います。

「最近、何故かロスカットが連発する・・・。
 理由がわからない・・・。」
と感じているトレーダーの方は必見です。


「値幅でロスカット設定と利食い設定を行って
 完結するトレードルールを使用すると、

 ロスカットの回数が増える為、
 エントリーそのものに
 優位性が存在しなければ勝てなくなる。

どういうことか説明しますね。

トレードルールと言うものは、
システムトレードであろうが
裁量トレードであろうが

「過去のデータや
 動き方のパターンをもとにルール設定」
を行います。

過去のデータを遡り、
何かエントリーのきっかけになる
ポイントを見つけて

「このくらいの幅でロスカットを行い、
 リスクとリターンのバランスを考えて、

 このくらいで利食いを行えば、、、
 およそ勝率は○○%程度になり、
 継続することによってトータルで勝てるだろう。」

こんなことを考えながら
ルールを設定していくわけです。

もちろんこれは間違っている訳ではありません。

しかし、ボラが高くなると
「マーケットの瞬間的なブレで
 先にロスカットにかかってしまう。」
ことが多くなります。

つまり、
「最終的にマーケットは思惑通りに進んだ
 にもかかわらず、
 トレードの結果は負けとなる。」
と言うことですね。

このようなルールであれば
重要になるポイントはただ一つ、

マーケットが先に利食いポイントの方へ
 タッチしなければならない

と言うことです。

ですから、最初に書きました
「優位性」=「エントリーのきっかけの精度」
によって、最終的な勝ち負けが決まってくるのです。

「きっかけが起これば、
 マーケットが強くそちらに進まなければならない」
と言うことでもありますね。

取り敢えず、
「現状のあなたが
 このような状況に陥っていないか?」
をチェックしてみてください。

トータルでプラスになっていれば
「エントリーのきっかけには優位性があり、
 ルールとして正しく機能している」
と言えます。

「いや・・・。ロスカットばかりだ・・・。」
と言う場合ですが、
今日私がここで言えることは

「仮にこのような状況であったとしても、
 目先に大損が出ていないのであれば
 安易にルール変更を行うべきではない」
と言うことです。

トレードで最終的に勝つためには、
エントリーのきっかけも重要ですが、
それよりも大切なポイントがあるため、

ルールが全てではない
と考えてください。

その他の重要な部分に気が付いたうえで
ルール変更を行わなければ、

「ルール変更を行ったことが後手となり、
 変更したルールでも負けてしまう」

このようなことが起こる可能性があります。


まずは現状確認を行い、
自分のルールが機能しているのかをチェック。

そして、
ルールはマーケットの
 変化(ボラ)によって機能しなくなる

ことを知り、その上で
ルールではないトレードで
勝つポイントとは何か?
を良く考えてみてください。

必ずあなたのトレードライフに役立つ答えが
導き出されてくるでしょう。


それではまた!



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