マネジメント 2017/05/16

裸の付き合いというコミュニケーション

FROM:本郷卓也(GrowthU認定コーチ)


良い季節になりましたね(^^)昼は暖かく、夜は冷えますがこの時期の早朝の空気が、僕は好きです。僕の家の周りは早朝、霧ががっている日もありますがとても、さやわかで気持ちが良い空気が沢山あるので癒やされます。

そういえば先週、海外からの顧客が1週間ほど関西に来てくれていたのでせっかくだからという事で、我が家に泊まって貰っていました。

一緒に地元のスーパーに行き、食材などを買い込み朝は、スローミキサーで、新鮮な野菜ジュースを飲み、昼は、近くの蕎麦屋で食べたり、家で食べたり、夜は、外でバーベキューをし、食事を終えたら、一緒に露天風呂にも入ったりしてました。

たまたま家から歩いて行ける距離に、天然温泉があるのですが普段は、貸し切りか?と思うぐらい穴場スポットで、景観も素晴らしく彼を連れて行くと、とても喜んでくれていました(^^)癒されるロケーションの露天風呂に入ると、どこから声が出ているのかと思うぐらい心の底から「あ”ぁ”〜〜〜」と声が漏れているのを聞きながらリラックスしている彼を見ると、僕まで嬉しくなりました。

お風呂という場所は不思議なもので、気持ちの良い湯船に浸かっていると、これまで話に出なかったような事まで話してくれて、相手のことが、よく理解できます。実は、昔こうだった事で、とても悩んでいたとかこんな思いをしたから、こんな風にやっていきたいとか相手の価値観となるような話が、とても沢山、聞くことが出来ました。

実際、僕と一緒にお風呂に入っていても、相手が9割、僕が1割ぐらいで
ほとんど相手が話して、僕は終始、聞き手になっていました(^^)おそらく、相手も僕に知って欲しいと思って話していて、僕も知りたいと思っているので、「うんうん」と言って聞き素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。

実は、こういう事を昔からある言葉で表現されています。それは「裸の付き合い」というやつです(^^)気持ちの良い天然温泉で、身も心も癒された彼は本当の意味で、裸の状態になり、僕に対して全てを出して相互理解の為のコミュニケーションを図りました。

つまり、相手の心を解きほぐすような環境も大切なんです。普段、仕事をしていると同僚や上司、取引先とこうして天然温泉に一緒に入るという機会は少ないかもしれません。でも相手が話し易くなるような環境を、違う形で作り出すことは可能です。

例えば、定例のランチミーティングをやっていたとしましょう。いつも気にかける相手の事を考え、綺麗なレストランでやっていても、もしかしたら相手は、大衆居酒屋みたいなガヤガヤしたところの方が落ち着くかもしれません。このように相手が話しやすい環境を認識ししっかり提供すれば、あなたが知りたい相手の本音が聞けるかもしれないのです。

コミュニケーションといっても、話す内容ばかりに意識するのでは無く相互理解をする為に、そうした環境作りにも意識して頂ければ、今回の僕のように相手が話したくなるような良い機会になるかもしれませんね。

是非、どんな環境作りが良いのか考えてみてください(^^)

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