読者へのアドバイス

最近の読者とのメールのやりとりを紹介しよう。
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マーク・フォード様
スーパーでレジに並んでいるとき、10歳の息子エイダンがスニッカーズのチョコレートバーを2本手に取りました。私が「そのお金は払わないよ」と言うと、彼は「別にいいよ、僕がお金を持っているから」と言ったのです。
エイダンは小学校のカフェテリアで、「恐喝」まがいのことをしてお金を手に入れました。実際は「恐喝」と言うほどひどくはありませんが、事のいきさつはこうです。
エイダンがダニーからタダでもらったチーズスティックを食べようとしていたところ、ライアンに「そのチーズスティックをくれたら100円あげる」と提案され、売る選択をしたのです。
今、エイダンは2本目のスニッカーズを食べずに取り置きしています。150円で売れるかもしれないと考えているのです。彼にもうけることよりも施しの精神を教えるべきか、お金を稼ごうとする勤勉な態度を褒めるべきか、というのが私の質問です。
とても悩んでいます。どうかアドバイスをください。
子供を心配する母親より
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子供を心配する母親へ
まずは言葉の意味を正しく理解しましょう。エイダンが勤勉かどうかはさておき、もらったものを金に変える決断が即座にできるというのは、実用主義者である証拠です。まったく同じというわけではありませんが、勤勉さと同じように美徳になり得ます。
そして恐喝はご存知のとおり、美徳ではなく不道徳なことです。勤勉や実用主義とは異なり、一方的で強制的な取引を意味するからです。
小学生がポケットナイフで他の生徒を脅し、お金を奪う悪ふざけをしたなら恐喝になるでしょう。これはまさに凶器を使った脅しですからね。
エイダンは物々交換の見返りによって欲しいものを手に入れていますが、暴力に訴える様子はありません。新しくてより良いものをマーケットに提供することで、売上や(確実に)利益を増やす方法をすばやく理解しているので、彼にはビジネスの素質があるのでしょう。
だから悩む必要はありません。彼には施しの精神を教えればいいのです。ビジネスの本能は心に深く根付いたもので、あなたが一度注意したくらいで消えるものではありません。
彼には今後、歳をとった両親を養えるほどの経済力を持てる見込みもあるので、施しの精神を教えておけば、家族全体に良い影響を与えてくれるでしょう。
子供の将来について、私を信頼し、相談してくれてありがとうございます。
マーク・M・フォード
Presented by インベストメントカレッジ