パラダイスでリタイア

今日は老後問題を解決する（もしあなたにそんな問題があったとしたらの話だが）素晴らしいアイディアを紹介しよう。

あなたの老後問題を解決する素晴らしいアイディアとは…

この老後に関するアイディアはごく最近のものである。これは第二次世界大戦後の沈黙の世代を工場や倉庫、製鉄所、自動車工場で休みなく働かせ続けるために生みだされたのだ。それが約束してくれたものとは基本的に、今は一生懸命働き、せっせと貯蓄し、フロリダでリタイアするというものだ。

これは一定の人々にとってはうまくいった。たくさんのお金を稼いで貯蓄に励んだわずかな人々は、今や全国の特別なリタイヤメント・コミュニティでのんびりと働かないですむ老後を過ごしている。しかしほとんどの人々にとっては、老後とは実に残酷な冗談のようなものである。多くの「リタイアした」人々は、古い家で古着を着てみすぼらしい食事をとりながら、1日中テレビを見ているというような苦しい生活を送っているのだ。

もしこの世界が正常ならば、みな安泰な老後生活を送っていたはずである。あなたは大家族の一員で、歳をとって働くことを辞めたくなったら引退し、あなたの子供達が家族経営のビジネスを継いでいくのである。何か重大な決断を下さなければいけないときには皆あなたのアドバイスを求め、あなたの知恵や勘は重宝される。あなたは愛する人たちに囲まれて、今まで一生懸命働いて手にいれてきたものを楽しむのだ。すべてがすばらしかったであろう。

今私たちが住んでいる分割された世の中では、良い老後を送るためにはお金が必要とされている。実にたくさんのお金が必要だ。もしあなたがこのブログをずっと読み続けるのならば、多額のお金を稼いで貯めることができるだろう。しかしそのような場合でも、あなたがリタイア生活について抱いているどんな夢も振り払うべきであると私は断言しよう。

私が今から言おうとしていることを理解するためには、まずこのことを認識しなければいけない。それは、、、

人生の幸福とは怠惰からではなく、働くことから得られる

ということだ。そして、それはあなたが大嫌いな仕事からではなく、大好きだと感じている仕事からである。

幸福は、あなたが大切に思っていることを一生懸命やっている時にやってくる…たとえば誰かに教える、子供の世話をする、絵を描く、壊れたスイッチを修理する、役に立つメモを書き残すなどである。あなたにとって意義があると思っていることをやりながら、そこに（自分にではなく）気持ちを集中させているとき、幸福は思いがけずやってくるのだ。

素晴らしいリタイア生活を送るための秘訣は、あなたが無償でも喜んでやりたいような仕事をどのように見つけ、その仕事を好きなときに、好きな場所でやりながらお金を稼ぐことである。

あなたが夢見る職業を挙げて報酬も決めてしまうのだ。

もしかすると作家になりたいかもしれない。いや、あなたの密かな情熱は食べ物かもしれない。はたまた、あなたは常に天文学や考古学、あるいはガーデニングに興味があったのかもしれない。

あなたは過去のどこかに、自分がずっと昔に諦めていた職業を置いてきたかもしれないのだ。もし、あなたがその夢を再び手にすることができるとしたら？

私は、パイロットになることが夢だった人を知っている。30年間壁紙ビジネスで仕事をしたあと、彼は私のアドバイスに従い小さな飛行機を操縦するパートタイムの仕事を見つけた。そして、数年後に彼は共同経営者となったのだ。彼は今や自分のやりたいことをやりながら、壁紙を売っていた頃よりもはるかにたくさんのお金を稼いでいる。そして、1週間にたったの20 時間しか「働いて」いない。

私の父は、教師になるために約束されたショービジネスでの仕事を諦めた。しかし、50年後に彼は演劇の世界に戻り、プロの役者になったのである。彼はありとあらゆるコマーシャルやドラマ、有名な映画での脇役をこなしたうえに、オフ・ブロードウェイでの大役もいくつか果たした。彼はその仕事を10年間続け、お金を稼ぎ、最高の時間を過ごしたのだ。

インターネットは「リタイア族」の世界の可能性を広げてくれた。私はタバコのライターをオンラインで取引している人物を知っている。これは彼がいつもやりたかったことで、仕事を辞めたらいつか叶えようと企てていたことだった。そして、Ebay（イーベイ）やそのほかのオンラインネットオークションのサイトをうまく利用し、彼は週末だけで年間300万円以上を稼ぎだしているのだ。タバコのライターの取引で！

そのほかにもたくさんの例がある。あなたはインターネット・セールスライター、インターネット編集者、インターネット旅行業者、インターネット教師などになることができる。もしくはインターネットで結婚や交際アドバイスを提供したり、ゴムでできた下着を売ったりしてお金を稼ぐこともできるだろう。または、インターネットを使って自分が育てた野生のバラを売り、今までは無駄なだけだった19世紀のつるぎについての知識など、興味のあることを提供し生活を立てることも可能なのだ。

あなたのリタイア計画を今すぐたてはじめよう。まず自分に3つの重要な問いかけをするのだ。

「私はどんな仕事を本当に楽しんでやれるだろうか？」

「それを誰とやるのが一番良いだろうか？」

「どこでそれを一番やりたいか？」

今すぐにビジネスパートナーを見つけたり、引越しすることは無理かもしれないが、新しい仕事に手をつけ始めることは確実にできるのだ。

それから、自分は大きな変化を起こすには歳をとりすぎているなど言ってはいけない。Henry Flaggler（ヘンリー・フラグラー）がフロリダに恋に落ちたのは70歳のときだった。それから15年ものリタイア生活の中で、彼はジャクソンビルからキーウェストまでの鉄道を建設し、3つの大きな町を作り、大学を創立し、世界クラスのホテルを建てたのだから。このほかにもまだ例を挙げる必要があるだろうか？

マーク・M・フォード

                                                Presented by インベストメントカレッジ