「自分」の生産性を現実的に把握すること

成功している人々は、娯楽にも生産性を求めて時間を費やしていることが多い。それらのアクティビティには生産性の低いものから高いものまで4つのタイプがある。

1．有害：けんかをする、飲酒する、訴訟を起こす、イライラするなど

2．楽しいが無駄：テレビを見る、フィクション小説を読む、買い物をする、夜遅くまで飲酒する

3．知識の構築：何でもいいから学ぶ

4．富の構築：（ここでの「富」は広い意味を持っている）

私の経験から言えば、あなたが生産的に働けば働くほど物事はよりうまくいくだろう。そうであってほしくないと思うかもしれないが、実際にはそうなのだ。

もちろん例外もあり、サイコロを振って最初に狙った目が出るような強運に恵まれることもある。そういう類の話は素晴らしいし広く知られているが、そんなことはまれにしか起こらないものだ。

生産性を求め過ぎてしまうこともある。一生のうちに大成功を収めようと努力をし、その結果自分を見失ってしまう。しかし、私ならそのことに関してはそんなに心配しないだろう。なぜなら、それがあなたに起こる可能性は低いからだ。私がいつも笑ってしまうのは、とても痩せている、あるいは太っている人が、「私はウエイトトレーニングはしないよ。アーノルド・シュワルツェネッガーみたいな体型にはなりたくないからね」などと言い、エクササイズをけなして何もしないことだ。

もし私の考えが間違っていれば訂正していただきたいが、あなたが不安に思っていることは、自分自身の生産性が十分であるかということだろう。おそらくあなたは、「自分は目標を達成するために十分に働いているだろうか。そのための賢さがあるのだろうか？」、「ずっと切望している素晴らしい経験ができるだろうか？」などと思っているはずだ。もしくは、「すでに諦めてしまった夢はこれから先、私を悩ませ続けるのだろうか？」などと自問しているかもしれない。

今日は自分と正直に向き合い、自分の生産性を測ってみるといいだろう。その方法を紹介しよう。

＊自分の時間の使い方を記録する。今日から始めて3日間それを続けること。

＊あなたのアクティビティを生産性がある、無駄、有害に振り分ける。

＊それぞれに費やした時間の割合を算出する。

そして、その結果と向き合う。

あなたが起きている時間のうち、少なくとも80％の時間を生産的に過ごしているだろうか？富の構築があなたの目標なら、生産的な時間のほとんどをそのために使っているだろうか？

有害なアクティビティに費やしているのは10％以下だろうか？（少しの時間なら私は反対はしない。むしろ奨励しよう。あなたが面白い人生を送るためには必要なことだからだ。しかし、やり過ぎはいけない。そのバランスは難しいが、それを保つために努力することは楽しいものだ）

自分の時間のうち、無駄にしているのは10％以下だろうか？（どれほどの時間を無駄にしているかを知って、多くの人々がショックを受けることだろう）

この測定を終えて、目標達成に役立たないことにどれだけの時間を使っているのかを明確に知った後は……それを改善していくことだ。

マーク・M・フォード

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