富とお金 2018/08/29

3つのCの掟




私にとって最も強力な自己啓発体験の一つに、デール・カーネギーの著書がある。彼は自身の『How to Win Friends and Influence People 』(邦題:『人を動かす』)において、人間関係を後退、または破壊し得る3つの習慣を挙げている。これらは覚えやすく、すべてCから始まる単語である。

カーネギーによると、もしあなたが良い人間関係を築きたいならば、以下の3つのことをしてはいけない。

批判する(Criticize )
文句を言う(Complain)
責める(Condemn)

私自身が不満や愚痴を言ったりするのが好きなので、このようなアドバイスに従うのは非常に困難であるが、この掟に従って失敗したことは一度もないのだ。

もしあなたが(ビジネス、またはプライベートにおいて)人間関係の問題を抱えているのならば、これはとても大きなプラスの効果をもたらすだろう。物事が悪くなる頃には、その人間関係が行き詰まるくらいの直接的、または間接的な批判がされているものだ。

そして、あなたがネガティブ思考をやめる努力をしない限り、物事は良くならない(無意識のうちにしているネガティブなことが多すぎるのだ )。

この「掟」は非常に強力である。あなたがこれ以外何も守らなかったとしても、トラブルとは無縁の人間関係が約束されるだろう。

注記:私たちは時々批判するように頼まれたり、それが義務になっているときがある。そして、私はそれを一切やめるように提案しているのではない。もしあなたが衝動的な批判をやめることができれば、思慮深い意味ある批判はより良く受けとめられ、より良い結果をもたらすだろう。

今日の記事は、あなたが自分でも気付かないうちに上で述べた3つのCをどれくらい頻繁にしているかを意識し、自分を規律することによって得られる劇的なインパクトを紹介するためのものである。

今から24時間、(ほんのわずかでも)誰のことも批判せず、どんなことに対しても文句を言わず、誰のことや物事も責めずに過ごしてみよう。

これは簡単なことではないが、とにかくやってみるのだ。24時間やってみて、もし成功したら、次はあなたとトラブルを抱えている人を1人選ぼう。そして、その人のことを1週間、批判せず、責めず、文句を言わないと自分に約束するのだ。それができたら、今度は1カ月に延ばしてみよう。そして、1カ月経つ頃には、あなたはその人とまったく新しいとてもポジティブな人間関係を築いていることを、私が保証しよう。

マーク・M・フォード

                                                Presented by インベストメントカレッジ

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