習慣 2017/09/09

良い人生への約束

「良い人生」の定義のひとつとして「自分を幸せにしてくれる友人や持ち物に
囲まれている」ということがあります。

つまり、美味しい食べ物を食べ、良い友人に恵まれ、素晴らしい物を所有し、
快適に生きている、という意味です。
これは広く知られた定義で、ほとんどの人が探し求める生き方でもあります。

しかし、この生き方には1つ弱点があります。

その弱点とは、自分の喜びや幸せが、自分自身の外側にある人や物によって
左右されてしまうことです。

「良い人生」には、他の定義もあります。

この2つめの「良い人生」の定義においては、私達自身が「善く在り、善い
行いをする」ことが必要とされます。つまり、善い思考を持ち、その思考に
基づいて他の人達にとって、善い行動をとる事が必要となるのです。

この定義においては、まず自分以外の人に奉仕し、周りの人を気にかけ、
そして他の人に与える幸せの中に自分自身の幸せや喜びを感じることが必要
になります。

つまり、ここでは「人間として善く在り、人間として善い行動を起こす」
必要があるのです。

この2つめの定義は、良い人生をより強く約束してくれます。

なぜなら、これは私達が自分自身の内側に築き上げるものであり、自分自身で
コントロールできるものだからです。
自分の力で実現できるのです。

「どのような持ち物を所有しているか」などという外からの判断に依存するので
はなく、「1人の人間としてどう在るか」という内的な判断が基準となります。

つまり、この定義は私達の人格から実現されるものであり、本当の意味での
「良い人生」が約束されるためには、自分が形成する人格が必要となるのです。

まず、良い人生の2つめの定義を手に入れましょう。
つまり、人格です。それによって、真の安心感と幸せが与えられます。

その後に友人や持ち物を手に入れていくにつれ、最初の定義がより意味のある
ものになるのです。

心をこめて
ロイス N.クルーガー

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