自分を変える為に必要なこと
From:ロイス・クルーガー
私は昨日の夜、読書をしていました。
本にはこう書いてありました。
「私たちは、他人を変えることはできないという事実に対して
心地よくあるべきだ。人は自分で変わらなければならない。」と。
今日、この撮影をするにあたって、それについて考えています。
どうやったら自分自身を根本的に変えることができるんだろう。
そのためには何をする必要があるんだろう。
自分がなりたい人間、より良い人間になるためには何をする必要があるのだろう。
そのためには、自分の過去を振り返って見てみて、
私が本当に信じていることは何だろうか。
自分の本当の価値観は何だろうか、ということを考えてみるべきだと思うんです。
また、自分が生まれたときに授かった才能、能力、
成長過程で育んでいった才能、スキル。
そしてそのようなことを自分の性格とつなぎ合わせて考えてみるんです。
そのうえで、あなたの持っている性格のうち、どれをさらに成長させたいか。
また、どれをやめたいか…ということだと思うんです。
習慣も関係あるかもしれませんが、ここでは人の性格の話をします。
「性格」というのは、私たちが貼るラベルのようなものです。
つまりその人の性格についてラベルを貼る。
そのラベルを変えていくことで、自分を変えることができるんじゃないでしょうか。
今日は、私が見た、スティーブン・R・コヴィー博士の性格について
話してみたいと思います。
例えばあなたが彼を英雄と見て、
「私もこうなりたい、彼みたいになりたい」と思った場合、
その人のどのような性格を欲しいのだろうか、と考えてほしいんです。
例えば、コヴィー博士のように大胆になることもできます。
ちなみにコヴィー博士は大胆になることを選択したんです。
外側の大胆さじゃないですよ。内的な大胆さです。
彼は私のところに来ては、髪の毛をめちゃくちゃにして笑ったりしていました。
そのようないたずらが好きなんですね。
私たちは、そのようにふざけ合ったりもして、
お互いに一緒にいることもすごく楽しかったんです。
私がコヴィー博士から得た気付きをお話ししたいと思います。
まず、スティーブン・コヴィー博士は、
私が知っている中でも本当に献身的な人でした。
自分の人生についてミッションを持っていて、
どこに行きたいかというビジョンを持っていて、
それを達成するために献身していたんです。
毎日尽力し、頑張っていました。
そして周りの人にも同じように厳しくありました。
会社の目標を達成するために、
周りの人に対しても成長することを求めました。
より良い人になることを求めました。
それに対して、とても献身的だったのです。
またコヴィー博士は、頭の良い人でもありました。
そして、私がこの世界で知っている誰よりも、人間のことを理解していました。
どうやってモチベーションを高めるか。
どうやって人と接するか。
そういうことをよく分かっていました。
本当に素晴らしい人でした。
また歴史にも詳しく、医療についても法律に関しても
すごく教養が高かったんです。
1週間にたくさんの本を読んでいました。
思考能力も高かったんですね。
偉大な学者のようでした。
中には「コヴィー博士はちょっと学術的な話になり過ぎるんだよね」
と言う人もいますが、私はそれは素晴らしいと思いました。
またコヴィー博士は、本当の意味での学者でいられるように
常に自分を成長させていたんです。
そして、これが素晴らしいことなんですけれども、
コヴィー博士は家族のことを本当に愛していて、
それが人生の一番中心にあったんです。
すごく重要なアポイントメントがあったとしても、
イベントがあったとしても、
子供のためならそれを断る人でした。
常に、自分自身が教えている「刃を研ぐ」という原則を生きていました。
子供とも1対1で時間を過ごし、
奥さんとも最低でも1週間に1、2回はデートに出掛け、
家族を優先にしていたんです。
だからこそ、コヴィー博士は全体性を持った人間になったと思うんです。
家族をコアに置いていたからなんです。
そうすることで、他のことがそれをサポートしてくれるんですね。
これは非常に価値があることなんです。
大きく成功できます。
コヴィー博士は、それを非常に上手にやることができたんです。
また、彼は教師達の教師でした。素晴らしい先生だったのです。
時に私にいたずらを仕掛けたかと思えば、
難しい質問をすることもありました。
コヴィー博士とジェームス・スキナーは、
私が一緒に時間を過ごすのが大好きな2人です。
彼らは素晴らしい脳を持っています。
また、この2人は、人に教える能力も非常に高いんです。
コヴィー博士は常に、何か読んで大切だと思ったものがあれば、共有していました。
彼自身も、共有することを通して学んでいたんです。
そして「人々が教え合う」というコンセプトを信じていました。
学ぶ人が教師になるというコンセプトですね。
もう1つ、コヴィー博士を鼓舞することがありました。
例えば、私が博士に何か受け入れてほしいことがあるとしますよね。
そういう時は、彼のモチベーションに訴え掛ければ、
そしてそれが意味を成していれば、すっと受け入れてくれるんです。
そうすると彼の影響力も高まり、
世界に影響を与える人の能力を引き出すことができたんです。
なぜなら博士のミッションの1つが「影響力のある人に影響を与える」だったんです。
つまり、偉大さを持った人に影響を与えること。
スティーブン・コヴィー博士は、ある時は、
タイの首相のオフィスで教えていたことがありました。
また、いろいろな政府関係者の人のところにも行きました。
博士はその人たちのところに行って、
人間が残し得る最大のレガシーを残せるように、
その人たちに影響を与えるのが好きだったんです。
また、彼は理想を持った人間でもありました。
自分が教えることを生きてくれるように祈っていましたし、
彼自身もそう生きていました。
そしてその考えを決して手放さなかったんです。
なぜなら、人がなれる限り最高の人間になってほしいと
本当に心から思っていたから。
そして常に理想を持って考えていました。
それは素晴らしいことだと思うんです。
人は時に、すごく細かくなってしまったり、
小さいと思われることを指摘してしまうことがありますよね。
でも、コヴィー博士は知っていました。
最初はできないと思ったことでさえ、人はできるようになる、ということを。
最初は、学びが足りないとか、
達成するためのリソースがないと思う時であっても、
コヴィー博士は常に良いアイデアを教え続けたんです。
また、コヴィー博士のコミットメントについて話したいと思います。
博士は、何かをすると誰かに約束したら、必ずそれを守ったんです。
私も彼に対しては、そういうふうにしていました。
コヴィー博士は、絶対ぶれないんです。
コミットしたら、達成するまで必ずやる。
また、博士はすごく楽しい人でもありました。
いろいろな冗談を言ったり、いたずらをしたり、
笑顔になったり、笑ったり、、、、
常にほかの人たちを楽しませて、元気にしていました。
また、すごく愛にあふれた人でもありました。
愛と思いやりにあふれた人でもありました。
そして、困難な状況にある人がいれば、
それが会社の人であっても、家族の人であっても、
その人のことを心から気に掛け、常に助けようとしていました。
そして最終的に私が分かったことなんですが、、、
コヴィー博士は、すごく幸せな、ハッピーな人だったんです。
つまり、自分自身が楽しい人だったんですね。
そして、こうあることを、意思を持って自分の人生で積み上げていったんです。
もともとそのように生まれたわけではなく、
「自分は影響力のある人間になる」というふうに、自分を積み上げていったんです。
そのような性格を、自ら作っていったんです。
家族を楽しませる。
友人を楽しませる。
そのような性格を自分で作っていったんです。
ですから、ぜひあなたも、リストを作ってください。
どのような性格になりたいですか。
そして毎週時間を取って、そのうちの1つ、2つについて、
そのリストにある言葉はどういう意味なのか、
どうしたらそれを自分の人生で達成することができるのか、
表現することができるのか、考えてみてください。
スティーブン・コヴィー博士は、こうしていました。
あなたも、より良いあなたになれるはずです。
聞いてくださって、ありがとうございました。