社長の仕事術 2018/04/22

重要なのは、棚に飾られたトロフィーか、銀行にある数百万ドルか


From:ダン・ケネディ

インフォマーシャル業界の年間賞を発表する夕食会に出席したのですが、少なくともこれは本物でしたね。ノミネートされた映像はどれも素晴らしい出来でしたよ。

エミー賞では、あるシチュエーション・コメディに出演していたジュリア・ルイス=ドレイファスが受賞していました。これは本当に救いようのない番組で、放送が始まった直後に中止が決まっていたのですよ。他の放送中止となった番組も様々な賞を受け取っていましたがね。

アカデミー賞を受賞したのは、大衆から扱き下ろされていた映画でした。反対に絶賛されていた映画は鼻であしらわれていましたね。とはいえそんなことは、彼らが自分たちの行いを認めている限りはなんの問題もないでしょうね。彼らは集団で小さく寄り集まって、本当に重要な意味を持つ市場の持つ唯一の判断とは全く関係の無いところでお互いを褒め合っているだけなのですからね。

いえ、私は大ヒット作ばかりが賞をもらうべきだなんて言うつもりはありませんよ。実際にそういった賞を取ってから人々の注目を集めて人気が出た映画だって存在するのです。けれども、放送中止になった番組に出ていた女優や誰も見に行きたいと思わない映画に出ていた俳優に賞を与えることは、バカげているとしか思えませんね。

しかし、ハリウッドというものは本来幻想や空想を作り上げているものなのですから、おそらくこれは全く問題ないことなのでしょうね。

大切なことは、あなたが同じ罠に嵌らないようにすることなのですよ。ビジネスにおいてもセールスにおいても、重要となる唯一の判断が存在します。それは買い手の判断です。何らかの賞によって絶賛されても、あなたの姑に批判されても、買い手の意見以外はほんの少しの注意さえ払う必要はないことなのです。

私が歩んできた広告ビジネスの現実をお話しましょう。代理店はクライアントの財布やビジネスを持ち逃げし、市場の現実から目を逸らして、賞を獲得することを最大の目標として意図的に広告を作っています。こういった広告が次々と、実際の成功や失敗とは一切関係なく世に送り出されているのですよ。

こんな状態は病気としか言いようがありません。全く吐き気がしますよ。

ところで、同僚があなたの行いに対して賞賛をくれたとしましょう。それは市場が拒否しているという警鐘に他なりません。同僚に褒められたり、認めてもらったりすることは回避すべきことなのですよ。

「レネゲイド・ミリオネア・リトリート」の中で、ある昔からのメンバーを紹介しました。彼は、現状よりももっと成功しているべき人物でした。ようやく自分が不利な立場にさらされていて、身動きがとれなくなっている状態であることに気付いたのです。その原因は、同業者組合の深い繋がりでした。彼らは他の同業たちから認められ褒められることを求め、それがいかにも意味のある重要なことであるかのように、必死にお互いの賞賛を求めているのです。そういった多くの人々と行動を共にするうちに彼は気付いたのですよ。そんな間違ったアプローチでは、市場で成功できるはずがないと。

もし本当に棚にトロフィーを飾りたいなら、他人に求める前にまずは数百万ドルを自分で稼いで、そのお金で買いなさい。そうすれば、地元のトロフィーショップがあなたの欲しいままに賞を「与えて」くれますよ。

-ダン・ケネディ


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サービスの内容はだいたい決まっていて、
どこもやっていることは同じ社労士業界。

サービスで競合との違いを出せないので
価格競争に陥っているこの業界で、

彼は業界最高水準の価格にも関わらず、
なぜ新規客を2倍にすることができたのか?

なにで"違い"を出したのか?

公開は明日まで

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