習慣 2018/06/10

注意を向けるべきでしょうか?


From:ダン・ケネディ

素晴らしいニュースがあります。アル・ゴアが唱えている地球温暖化について、ついに全く心配しなくてよくなったんです。私たちは最後にはほかの理由で死ぬことになるそうですよ。

「USAトゥデイ」紙の表紙のヘッドラインには次のように書いてありました。

「海中の食用可能な生物の90%2048年までに絶滅する、ということが研究により明らかに」

脅威は北朝鮮やイラク、イランなどだけでは足りないようです。彼らは表紙の半分も使って、今から40年以上も後にMrs. Paul(ミセスポール、アメリカの魚加工食品のブランド)のフィッシュスティックがなくなると私たちを脅かしているのですよ。

私はマッシュした食べ物が死ぬほど嫌いなのでこの問題はほとんど関係がないのですが、多くの人は、地球温暖化よりもこちらの方をもっと心配することになるでしょう。カニの練り製品がなくなったという理由で死ぬかもしれませんからね。良かったじゃないですか!

この調査をおこなった愚か者やそれを「USAトゥデイ」紙に宿命的な事実だとして報道した連中にちょっと教えておきたいのですが、私のファイルの中には1967年までにシーフードがなくなると予測したニュースレポートや学術的な研究がありますし、1959年までに北極と南極の氷山が溶けて私たちは全員溺死すると予測したものもありますよ。ほかにももっとありますが、私が言いたいことはわかりますよね。

科学者、霊能者、カルト指導者、政治家と無能者、無責任なジャーナリストは、私たちも知っているようにしょっちゅう世界の終わりを予測しています。その理由として、人口過剰(60年代に恐れられたこと)、人口不足、飢餓と食料不足、洪水、小惑星の衝突、地球が自転軸から離脱する、アフリカミツバチ、最近では狂牛病などがありました。しかし、それらすべては間違っていましたね。

いつかは誰かが「ほら、言ったでしょ!」と言って終わりになるのですが、これは大ぼら吹きのゲームにほかならないのですよ。

あらゆる種類のバカげたリサーチをするために税金を使える人もいますし、そのリサーチを使って本や新聞の売上を上げている人もいますしね。

スタンフォード大学のかなり誇大妄想的な「破滅に関するリサーチ」と、昔ながらの映画「スタートレック」の話の筋とを区別するのは難しいですよ。どちらも同様に信じられるものではありませんからね。

こんなものにでも注意を払うべきなのでしょうか?大切なのは、注意を払う必要なんてないということですよ。ゴールに向かう手助けにはならないもの、あなたの重要なスキルを強化させないもの、あなたに最善の能力を発揮させ、最も偉大な志を達成したり、やる気を出すことに繋がらないものには何も注意を向けないことが大切ですね。この注意を向けないということをあなたはしっかりと実行しなければならないのですよ。

ゴルフ、フットボール、ガーデニング、または潰瘍ができること間違いなしの政治など、趣味でない限りはすべてフィルターを通し、ブロックし、無視しなければなりませんよ。将来魚がいなくなると脅すような明らかに非科学的なバカげたたわごとで「USA トゥデイ」紙の表紙が飾られたからと言って、あなたがそれを鵜呑みにしなければならない理由はどこにもないのですからね。

私は何かを純粋な娯楽としておこなうときでも、ほとんどの場合は目的を持ってそれを選びますよ。面白がったり楽しんだりすることに加えて、私は何か役に立つアイディア、内容、例を抽出できるようにしています。私は40年から400年も先の将来を見ている馬鹿げた預言者にびっくりさせてもらう必要なんてないんですよ。

私には、娯楽や気晴らしはもう十分に自分の生活の中にありますからね!成功するためには集中することが必要で、あなたの心のゲートをしっかりと守らなければなりません。このように自分に質問するといいですよ。「これに注意を向けることによって、私は何を得られるのでしょうか?」

―ダン・ケネディ

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