社長の仕事術 2017/11/10

成功を生む大事な行動


From:ダン・ケネディ

数ある成功を生む行動の中にも、他より効果的なものがあります。それはあらゆるチャンスを積極的に、執拗に、素早く、そして目一杯活用することです。

GKIC(ダン・ケネディの運営するマーケティング戦略サービス会社)のイベントで展示する機会を得たのに、当日GKICメンバー本人が現れないことがあります。私たちのニュースレターやe-mail講座、または私の本などに寄稿するチャンスがありながら、それを軽く考えて、にわか仕込みの出来が悪く、まとまりのない、いい加減な文章を書いて結果を得ようとする人もいますね。また私は様々なビジネス・オーナーが使えるような記事を毎日見かけますが、有効活用できている人はいません。

チャンスが目の前にあっても、ほとんどの人たちは無関心だったり、真剣に取り合わず、ぞんざいに扱ったりするのをよく目にします。なぜそんなことができるのか、はっきり言って未だに全く理解できないですね。

地獄で最も熱い炎に焼かれるのは、才能やチャンスなど自分に与えられたものを無駄にする人であると、私は教えられたんですけどね。それに本当に、本当に困窮していたことがありますから、お金がないということがどういうことかわかっています。電話を止められ、車も差し押さえられ、借金取りがしつこく電話してきて、小切手は不渡りになり、ひもじい思いをするのがどういうことかってね。

また、私はチャンスをありがたく受け止め、張り切ってうまく生かしますからね。チャンスを自分の方に引き寄せるんですよ。

私には将来や、チャンスが様々な方向に伸びていくのを見通すビジョンがあります。それは私に超自然的な能力があるからではありませんよ。自分でそのようなスキルを磨いたからです。

私は最近はたくさんのチャンスに背を向けていますけどね。日を追うごとにそうなっていっています。5年、10年前には飛びついていたようなチャンスでもね。そうすることによって、自分が受け入れることのできる、私の現在の生き方にふさわしい、より良い、今までとは違うチャンスをさらに手に入れることができるとわかったんです。だから、チャンスを受け付けないのは意図的な選択なんです。

でも私が目にしている人のほとんどは、そうした理由からチャンスをふいにしているわけではありませんね。どちらかといえばもっと無関心で放任主義的な態度で、物事を真剣に捉えていないんですよ。長きにわたる好景気と、本当の苦労をしたことがないくらい豊かになった結果かもしれないですね。

時代が変わったのかもしれません。よくわかりませんけどね。

-ダン・ケネディ


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