目標達成 2018/10/14

富と名声を遠ざける大きな間違い


From:ダン・ケネディ

毎回オリンピックでは数々の名勝負が繰り広げられますが、あなたは試合をご覧になりますか?

観戦していると、金メダル受賞者と表彰台を逃したアスリートのタイムにはほとんど差がないことにお気付きだと思います。

いくつかのレースでは1秒の100分の1という、ほんの僅かなタイムを競い合っていますよね。

そして、敗者の無念を逆なでするかのようにメディアは金、銀、銅の各メダリストの結果しか報道しません。わざわざ結果を調べなければ、4位で終わったアスリートについては誰も知らないということなんですね。

コンマ5秒で左右される勝敗が非常に大きな金銭的価値を持っています。なぜなら、たいがいはメダリストだけが巨額の収入を約束されるスポンサー契約にありつけますからね。

4位、またはそれ以下の順位はどうでしょう?彼らが素晴らしい人生経験を積んだのは紛れもない事実です。しかし、頂点を目指して捧げてきた相当な時間と努力を考慮すれば、手にした富と名声はしばしば最低限で十分なものではありません。

オリンピック選手と同様に、あなたもビジネスで成功するために非常に多くの時間を費やしているはずです。事実、スモールビジネスのオーナーや起業家、販売員などは私が知る限り、最も熱心に人生をかけて仕事に取り組んでいると言っても良いでしょう。

オリンピックに参加するアスリートのように、あなたも僅差で同業者の後塵を拝するような結果に終わりたくはないでしょう?

あなたは勝負する市場で何としてもトップに就きたいと思っているはずです。それも無理のない話ですよ。オリンピックで4位に終わった者と同じように、トップ以外から功績を聞き出そうとする人なんてほとんどいませんからね。多くの人の耳目はメダリストにしか集まらないのが常なのです。

そしてオリンピックの世界がそうであるように、ビジネスにおいてもお金はトップを獲る者に集まる傾向がありますよ。

そのためにも、あなたのビジネスが優位に立つために何が必要なのかを考えることが大切です。

多くのビジネスオーナーは、トップに立つためには何か大きな代償が必要だと誤解しています。

資金力があること、完璧な出来栄えの広告を作成すること、そして素晴らしい製品やサービスを開発することが成功への切符であると信じ込んでいるようですね。

しかし、最高の製品やサービスが成功をもたらすわけではありません。

ビジネスの世界で富を築くか、貧困にあえぐかの違いは紙一重であり、製品やサービスが最高かどうかはあまり関係ないんですよ。

素晴らしい製品や広告は確かにあなたのビジネスを支える力になりますが、競合を出し抜く鍵は大それた仕掛けではなく、あなたのビジネスの基盤を支える細かな部分に働きかけることなのです。

既にあなたの製品やサービスに競争力が備わっているのなら、フォーカスすべき場所はビジネスのもっと細かいところにあるわけですね。

この姿勢を実行するのに最も効果的な方法のひとつは、オリンピック選手に倣うことです。選手たちは彼らの種目に全精力を傾けていますよね。

弱点を洗い出すためにコーチの助言を適切に取り入れ、パフォーマンスの精度を上げるためにそれらを克服していきます。

例えば、体操種目で金メダルを獲得したギャビー・ダグラスのコーチ陣は、オリンピック直前までギャビーの個人総合でのメダル獲得は想像し得なかったと述べています。でも、彼女のスキルや競技に賭ける思いが問題視されていたわけではないんです。コーチ陣は彼女の集中力が勝敗の鍵を握ると見抜いていました。ギャビーは試合中でも、観客席を見渡して友人に手を振り返したりしていましたからね。そして、集中力を高めることによって彼女は金メダル獲得に焦点を合わせることができたのです。

オリンピックのビーチバレーで金メダルを獲得したミスティ・メイトレーナーとケリー・ウォルシュのコーチは、コミュニケーション能力を高めることがふたりの課題だと気付いていました。コミュニケーション不足を解消すべく、彼らは結婚カウンセラーの助言も取り入れていたんですよ。

こういった判断はアスリート自身で下せるものではありません。大局的に判断できるコーチだからこそ、素早く正確に、勝敗を分かつ些細な機微にも目配りができるのです。

このことは、あなた自身で問題を解決しようとするよりも、アドバイスを受け入れればもっと早く軌道修正に取り掛かれるということを意味しています(あなたがいつか、自分自身の問題を正確に把握できるようになることを期待していますけどね)。

ビジネスで最も成功している人々もアスリートのようにコーチの指示を仰いでいますよ。ビジネスにおいても、結果に大きな影響を与えかねない細かなことに自分で気付き対処するのは難しいことですからね。経営者であったり、成果に執着しすぎていたり、また慣れすぎて危機感を持てないようだとなおさらですよ。

小さな課題を克服しトップに立ったアスリートのように、自らのビジネスの基盤をより良いものにするためにも周囲の協力を仰ぎましょう。そうすれば、あなたはマーケットのトップに君臨し、富と成功の真のチャンピオンになるのです。


-ダン・ケネディ


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