[最終回]あなたは広告でこんな間違いしていませんか?
From:藤岡将貴
先週、先々週の2週に渡って、自宅に届いた1枚のチラシに書かれたコピーについて、お話してきました。そして、今週が最終回。最後の間違いは、かなり致命的な間違いですので、ぜひ、知っておいて欲しいなって、思います。
では、最後の間違いをお話しする前に、ざっくりこれまでの間違いを振り返ると、まず1つ目は、チラシに書いてあるメッセージを読んでもらいたい相手(つまり、買ってくれそうな人)ではなく、違う人に送ってしまっているんじゃないか?いわゆる、ダン・ケネディの3M、マーケット(届ける相手)、メッセージ(コピー)、メディア(届ける媒体)がマッチしていないんじゃないか?というお話でした。そして2つ目は、チラシの中でペルソナが一貫していない、いろんな人に向けたメッセージを書いてしまっている、というお話でした。
改めて、このチラシのコピーを最初から振り返ると、、、
これに参加しないと人生半分損をする!
えっ!FXで勝てないなんてあり得ない。
✓貯金を根こそぎ持っていかれるんじゃないか怖い。
✓なぜ、あんないい加減な人が稼いでいるの?
✓家事や子育てが原因で、自由に仕事ができない。
そのお悩み瞬間解決します。FX、実は勝てるのは5%のみ。残りの95%の人が負けるのは、証拠金維持率を知らないから。誰もが知らないFXの極意を一挙公開!儲けてる人と同じトレードをすれば儲かります。
投資を学ぶと、、、
✓子供や孫のプレゼントをケチらなくて良くなる!
✓去年より恋人と遊びに行く回数が増える!
✓子供の教育費を稼げる!
✓老後破綻、経営破綻を避けれる!
✓多くの投資家が陥るミスがわかる!
✓経費をたくさん使えるようになる!
✓元金100万円で月30万円増やせる!
✓読書したり、のんびりショッピングに行く自由な時間が増える!…etc
と、こんな感じになっています。で、ここまでの内容で、このチラシでは、「5%の人だけが知っている証拠金維持率を知ればFXで勝てるようになる」というベネフィットを伝えています。そして、それを知って投資で勝てるようになると、さらにこんなベネフィットがあるよ、とベネフィットを拡張して理想の状態をイメージさせています。
そして、ここから、またまた違和感が…
さて、いよいよ、ここから、売りたい商品のプレゼンに入るのか!?と思いきや…唐突にこんなコピーが続きます。
日時:12月13日(木) 13:00〜15:30 終了後30分程度質問タイムあり
参加費:5000円
当社メルマガ読者になると3000円になります。
ご友人と参加でさらに2000円となります。
人数:5人
場所:大阪市xxxxx
▼お金の悩みを解決したい方は、今すぐお電話ください▼
TEL 000-0000-0000 担当xx
これを見る限り、おそらく、会場で行われるセミナーか勉強会を売っているんだと思います。でも、そのタイトルがありません。セミナーでどんなことが学べるのか?の話もありません。講師の紹介もありません。いきなり、コールトゥアクション(ユーザーに行動を起こしてもらうために誘導すること)をしてしまっているんですね。
セールスコピーに必要な要素
セールスコピーには必要な要素というものがあります。ざっくり、こんな構造になっています。
ヘッドライン
オープニング
ボディ(ベネフィット、ブレット、オファー、保証など)
クロージング
PS
このチラシは、ヘッドラインからオープニングで、FXで勝てない人の「問題・悩み」を提起して共感を得て、それは証拠金維持率を知らないから、という「原因」を教えてあげました。そしたら、その「解決策」がこのセミナーなんですよ。このセミナーに参加すると、こんなことがわかりますよ。ということを、ボディの部分で十分にプレゼンしないといけないのですが、、、その部分がごっそり抜けてしまっているんですね。
これでは、せっかくヘッドラインからオープニングで注意を引いて、ここまで関心を持たせて読み続けてもらったのに、「売っている商品を欲しい!」と十分に思わせることができずに、いきなり注文用紙を出してしまっているようなものなんです。
ですが、このチラシには、もう1つ大きな問題が…
このチラシは、いわゆるダイレクト・レスポンス型のチラシです(のはずです)。つまり、ただ宣伝するためのチラシではなく、読んだ人に最後に何かしらの行動を起こしてもらうためのチラシです。このチラシの場合、その行動というのが、「セミナーに参加してもらう」ということだと思うんですね。
そう考えた時に、売る商品であるセミナーのプレゼンがない、というのは大きな問題なんですが、、、実は、これだけじゃなくて、もう1つ、「セミナーに参加してもらう」という行動を妨げてしまっている別の問題があったんです。それは、、、
複数のコールトゥアクションをしてしまっている
ということなんです。このチラシには、さらに、こんなコピーが続いていました。
年末無料お試しセット
1.安全な資産運用極意
2.オススメ海外口座紹介
3.永続的に増やす極意
4.質疑応答Q&A
※月間メルマガ読者限定8名
合計3時間
そして、その下に、メルマガ登録の画面にリンクされていると思われるQRコードが添付されていました。さらに、検索エンジンで検索してもらいたいキーワードも表示されていました。
おわかりになるでしょうか?ここまでこのチラシは、「FXで勝てる極意を学べるセミナー」を売ってきたはずなのに、いきなりここで「無料お試しセット」というもう1つの商品を売ってしまっているんですね。
つまり、セミナーの参加申し込みの電話をかけて欲しいのか…メルマガに登録して欲しいのか…グーグルで検索して欲しいのか…何をして欲しいのか、がわからなくなってしまっているんですね。これでは、このチラシを読んだ人は、「このチラシは結局何をして欲しいのだろうか?」と混乱してしまうでしょう。混乱したら、相手に行動してもらうのが難しくなってしまいます。
セールスコピーは明確にしなければいけない
これは、セールスコピーでよくある間違いの1つです。つい、色気を出して、ページにいろんなものを詰め込んでしまうんです。ブログへのリンクとか、メルマガ登録フォームとか。いろんなページを見てもらって回遊率をあげたい会社のホームページなら、それでもいいんですが、商品を売るためのセールスコピーでそれはやってはいけません。
セールスコピーでは、1つの商品だけを売って、1つの行動だけをしてもらわないといけません。セールスコピーは明確にしなければいけません。ぜひ、あなたも、そんな間違いをしてしまっていないか、気をつけてくださいね。
-藤岡将貴
PS.
このチラシを作成された方が、もしご覧になったのなら…この点を修正するだけでも、少なからず改善できると思います。ぜひ、参考にしていただけたら…とm(._.)m
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