戦略 2019/01/29

10万いいねの顧客の本音


From:山田光彦

いいね数:10万7,960件
リツイート数:39,337件

というなかなかすごいツイート。

ネットを見ていてたまたま見つけたのですが、凄まじい評価をもらっています。特におもしろいなと思ったのが、その内容。

一応、ここにも書いておくと、、、

「マジでマジで13時に出勤して17時くらいには帰りたい。
やる気があるときだけ10時くらいから出勤してもいい。

それか週4出勤がいい。
週に3日は休みが欲しい。週5は欲張りすぎ。

それか給料が手取りで50万くらい欲しい。
あと絶対怒られたくない。
満員電車乗りたくない。
暇すぎるのは嫌。服装髪型は自由がい」

という、仕事熱心なレスポンスを読んでいる人からすると、マジか!という内容かもしれません。

ですが、とんでもない評価を受けているのは事実です。

確か、日本一のフォロワー数を持っているお笑い芸人の有吉さん。少し調べてみると、フォロワー数は705万4658人。1つの投稿であまりいいね数がつかないときは、3000とか5000ぐらい。ちょっと多いものなら、30000ぐらい。

それぐらいが相場なのにも関わらず、10万超のいいねがついた投稿をした「♡ごみくずっぴ♡」さんのフォロワーは4,696人。


にもかかわらず、1つの投稿で10万を超えるいいねを獲得したわけですから、めちゃくちゃたくさんの人にシェアされ、ガンガンいいねをもらっているということがよくわかりますよね。


顧客の本音を引き出す


僕たちもセールスレターを書いたりする時に、お客さんにインタビューをしたりします。そういうときの目的は建前ではなく、本音で話してもらうこと。

ですが、、、
これがなかなか難しい。

この10万いいねを超える投稿は「仕事したくねー」みたいな話。僕らは、みんな同じ人間ですから、こういう気持ちがまったくゼロというわけではないはずです。

でも、、、なかなか言えないですよねw

もし、誰かからインタビューを受けて、こんなことを言ったら、ダメ人間だなと思われてしまうかもしれないと思うのが普通です。なので、これぐらいバシッと本音を話してくれる人はそうそういません。

でも、これを聞き出すのが僕らマーケター・セールスライターの仕事です。実際に、言葉になっていなかったとしても「こういうことなんじゃないか」という風に感じたり、推測したりするのが仕事のひとつです。しかも、商品を買うことに関係する本音を。


本音は批判される?


これぐらいガツンと本音を言ってしまうと、社会から批判をうけるかもしれない。そんな風に感じるかもしれません。まあ、実際多少はあるでしょう。

ですが、一方で、、、

このツイートのいいね数でもわかるように、たくさんの人の共感を得ることもできます。こういったレベルの本音を、商品を売る時にちゃんと使えれば、商品を”いいな!”と思ってくれる人も増えるでしょう。

それに、あなたが批判を恐れず本音をぶちまければ、あなたの考えに合わない人は少し去っていくでしょうが、あなたのファンも増えるでしょう。

商品を買ってもらうには、顧客に選ばれる必要があります。
競合商品ではなく、あなたの商品を買う理由、買いたい気持ちが必要です。

そして、あなたのことを嫌いじゃない人を増やしても、買う理由にはなりません。
あなたのファンを増やせば、当然、買ってくれる理由になります。

しかも、あなたの本音を知って好きになってくれる人は、あなたにとって付き合いやすい人・付き合っていて楽しい人であることは間違いないでしょう。

ネットが浸透して、誰でも情報発信することができるようになりました。
なので、ほんの少し勇気を出すだけで、ビジネスでもプライベートでも、まったく違う世界が待っている、、、かもしれませんよ。


ー山田光彦


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