怠け者が実行力をつける方法
From:小川忠洋
赤坂のスタバより、、
起業家にとって、とても大切なことは実行力。これは言うまでもない。会社や事業を始めたばかりの人にとっては、とにかく何でも実行することが大切。
失敗が怖いとか言ってなかなか行動できない人にはそもそも、起業家になって事業をスタートさせるなんて仕事は向いていない。優れた起業家の指揮のもとで働いたほうがよっぽど幸せだ。
とにかく最初は何でもいいから、片っ端から実行する。たくさん情報収集をして、新しく得た知識やノウハウを片っ端からから実行する。これがとても大切???
とは限らない!
今週は久しぶりに東京に来てる。最近、東京に来る仕事もなくなってきたので、昔ほど来なくなったんだよねぇ。やっぱ、東京はすごいなぁ、そして何でも金かかるなぁ〜なんて思う今日この頃。
そんな中で、台湾で仲良くなった大森さんのウェビナーに出演することになって出てきたんだけど、、その中で「実行力」ってテーマの話が出てきたんだよね。
んで、ぼくは小中学校から部活をサボりまくり、家でファミコンしていた少年で、辛いことが大嫌いと、根性のなさには自信があった。そんな中で、「おがわさん、実行力ありますよねぇ」なんて言われても、「は?」「いやいやいや、、、何、言っちゃってんの?おれが?」の世界である。
しかし、大森さんから見れば、ブログで「こういうことをやるべき」と言った事をしっかりやっているので実行力があるという。
そこで、ウェビナーでも話したんだけど、
怠け者のための実行力をつける方法
を、敬虔な?読者であるあなたにシェアしよう(笑)その方法は、、、、
とにかく気合いだ!
ってのは冗談。冒頭でも言ったけど、事業のスタートアップの時は、片っ端からから新しいノウハウを実行していけばいいってもんじゃない。まぁそれでも短期的には良いかもしれないけど、長期的にはあんまり良くない。
大切なのは逆で、ムダなことをしないで、自分がやるべき事を絞って、それを徹底的にやること。これだけだ。大抵の人は、次から次へと津波のように押し寄せる情報に溺れて、新しいことを片っ端から実行しようとする。
しかし、これではうまくいかない。まず、間違いなく人間のキャパ以上に情報が入ってくるのでどれも、中途半端な状態になってしまう。どんなマーケティング戦術、ノウハウも、キチンとやれば、大抵はそれなりの結果がでる。しかし、どんなノウハウもキチンと実行しない限り、結果はでない。
例えば、わかりやすいのが、「これからはフェイスブック広告だ」みたいな話があって、フェイスブック広告のノウハウがあったとする。ほとんどの人はそのフェイスブック広告のノウハウを使って、ちょっと広告出してみて、反応が出ないからと言って、
「フェイスブック広告はダメだ」
というレッテルを貼ってしまう。そして他のノウハウを探しに行く。え?フェイスブック広告いくらくらい試してみた?と聞いたら5万10万の世界。いやいや、それで結果が出たら、だれもが大富豪だぜって感じ。
考えてみてほしいんだけど、どのビジネスも1つとして同じものはない。どの広告もどのランディングページも1つとして同じものはない。だから、どれか1つで上手くいったノウハウ、成功事例は、自分が使うときには、自分のビジネスにカスタマイズして使う必要がある。だから、そのカスタマイズした分、ズレが生じるわけだから、最初っから反応が取れるわけがない。
そして、あっちこっちを中途半端に実行するもんだから、たくさん行動しているのに、何も残らないので、外からみると何もやっていないように見える。一方で、先ほどのフェイスブック広告で試行錯誤を繰り返して、上手くいかせ、そして次の別の施策をやっていると、外から見ると、1つ1つきちんと実行してるように見える。
実行力のあるないってこのような事
事業をスタートさせようって気概がある人は、たいてい行動力はある。でも、その行動が成果に結びついてないだけ、成果に結びつかないのは、初期でやめちゃうから。
フェイスブック広告なんか、ふつうに考えれば必ず上手くいく方法があるはずだけど、それを追求する前に、ほかの誘惑に負けていたらダメだろう。そして、ここでポイント
ポイント:何をやるべきか?
ここまで読んだら「じゃあ、何をやるべきか?」ってことが大きなポイントになる事がわかると思う。たくさん出てくる情報の中から、何を実行すべきか?だって、1つ1つ、実行するのがそれなりのエネルギーと時間がかかるわけだから。ちょっとずつ中途半端にやるんだったら、そんな事は考える必要ないけど、しっかりやるなら、しっかり考える必要がある。
じゃ、何をやるの?って答えは簡単で、
5年後も効果的だろうこと
ほとんどの情報やノウハウは短期的なものばかりだから、あまり、あなたの時間を投資する価値はない。そう、これって時間を投資するって話なわけよね。それを考えると、
「新しくてイケてるのはなにか?」
って考えるよりも、
「5年後も変わらない事ってなにか?」
って事を考えるといい。5年後も変わらないのだから、そこにむかってコツコツ積み上げていくことができる。簡単にできることなら、だれもがマネする事ができるけど、積み上げることは簡単にマネできない。考えてみてほしいんだけど、同じ事、
5年間ずっと続けてたら新しくポッと出た競合よりも圧倒的に強いし、負けないよね。こういうのを競争優位って言うわけだけど、自分のやっている事が競争優位を積み上げる仕事なのか、それともただ単に目の前の売上を上げるためのことなのか、って、その差はとても大きい。
特にインターネットの世界はものすごいスピードで変わり続けているから、よけいに「変わらないこと」が大切。
さて、それを踏まえて上で、あなたは何をやるべきか?ということを考えてみたらどうだろう?
ーおがわ
PS:
実際、ぼくが会社始めたときも、5年10年続けられること、って考えて「セールスライティング」を選んだんだよね。そして、あれから10年経った今でもセールスライティングの重要性は変わっていないし、それがウチの競争優位にもなっている。こういうのがあれば、新しいノウハウとか情報とかに惑わされないですむよ。どんなに新しく、美味しそうなネタが来てもぼくはセールスライティングの道から外れたことはないしね。