味覚と経営の意外な関係
From:北岡秀紀
「この材料とこの材料を組み合わせるとこんな味になる、ということが想像できた。これって実は多くの人ができなくて自分にはそれができる才能があるとわかったので料理人という道を選んだ」という有名シェフのインタビューに私は驚きました。
何に驚いたのかというと…材料から味を想像することを多くの人はできないんだ、という事実にです。
私も気が向いたときに料理をするのですが「これを組み合わせるとこうなる」というのがわかります。
なので、誰もができるものなんだと思っていたどころか、そんなことを意識すらしないほど普通のことだと思っていました。
となりの人が「トイレに行かない」と想像することはないですよね。
そんな感じです。
念のため周りに聞くと本当に想像ができないんだ、ということがわかりました。
もちろんこのシェフとは精度は違うはずですが。
あなたは金脈に気づいていますか?
さて、この話。
私の味覚がすごいという自慢をしたいわけではありません。
多くの会社と似てるな、と思ったのです。
「うちには強みはない」「うちなんて大したことない」と社長が言っているけれど、私から見れば「完全に金脈!」と思えるようなものを持っている会社はめちゃくちゃ多い。
というより、5年、10年と会社をやっていて何も持っていないということの方が珍しいくらい。
けれど、当たり前にできている当人にとっては「すごいこと」とは全く気づけていないのです。
自分のことは自分が一番よくわかる、というのは思い上がりでしかありません。
気づけない強みに気づく方法
じゃあ、これにどうやって気づけばいいのか?
「これ!」という唯一解はありません。
が、まずは「きっとあるはず」と思うこと。
これがなければ探そうとも思いませんから。
そして、他の人よりもうまくやれていること、頑張らずにできていること、お客さんからよく褒められることを改めて書き出してみることです。
そうすることであなたが自分の会社を、そしてあなた自身を客観視できるようになるからです。
「え、こんなことでいいの?」という意外なものが、あなたの会社の強みであることに気づくはずです。
-北岡秀紀
追伸
強みやあなたのビジネスを変えるアイデアは、人の力を変えると出やすくなります。
岡目八目という言葉があるくらい。
こういう場を使って強制的に見つけるのも手です。
→ https://okugoe.com/oa/mail.html
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