習慣 2018/08/24

セールスへの苦手意識がなくなった意外な理由


From:北岡秀紀

セールスが苦手なセールスライターがいました。
売れるセールスレターは書けるけれど、自分のライティングを売り込むことができない、と。

しかし、彼女はあるきっかけでセールスが得意になりました。
そのきっかけとはセールスの訓練をしたから…ではなく、時間管理を私から学んだからでした。

私は、時間管理の一環として、人からの依頼を断るようにアドバイスをしました。
自分が大切な仕事をするうえで邪魔になるものにはNOと答えてもらうわけです。
その分、大事なことをする時間が増えますから。

ある意味、最も大切な時間管理の方法だと私は考えています。


「NO」という言うことで気づいたこと


彼女は当初、NOと答えることに抵抗を感じていました。

けれど頑張って断り続けていくと…あることに気づきました。
それは「断るのは自分の力だ」ということ。

今までは言われたことは全て受けるというスタンスでした。
というより、断るという選択肢が彼女の頭になかったのです。

けれど、私の仕事術を学ぶことで断るというのが普通の選択肢になりました。
結果、苦手だったセールスもできるようになったそうです。


これはどういうことなのか?


はじめ私はどういうことか笑からなかったのですが…
理由を聞くとしっくりきました。

その理由とは「断るかどうかはお客さんが決めること」と気づいたから。

今まではセールスをするということはお客さんに押し付けるものである、と思い込んでいたわけです。

そうではなくて、こちらは提案するだけ。
「受けるか受けないかはお客さんが決めることである。」
ということを言葉でではなく感情で理解できたんだそう。

だから、提案すること自体をダメと思う必要はないんだ、と。


嫌なことは人にはするな?


「自分が嫌だと思うことを人にはするな」
これ、親にも先生にも言われ続けたはず。

結果、多くの人にとって、絶対的な教義になってしまっています。

この彼女の例で考えると
「自分が断れないから売られるのは嫌」
  ↓
「だから、お客さんも売られるのはいや」
と勝手に決めつけていたわけです。

結果、セールスの苦手意識につながりました。

セールスに限りません。
自分が嫌だからという理由で相手も嫌だと勘違いしていることってないでしょうか。
その結果、ブレーキがかかっていることってないでしょうか?

自分が嫌なことは人にとっても嫌なこと、とは限りません。
あなたが大嫌いな事務作業を嬉々としてやる人もいますから。

自分が嫌いだからみんなも嫌いだろうと思い込んでいるもの。
ちょっと考えてみると面白いですよ。

-北岡秀紀


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