社長の仕事術 2017/09/27

ストレスフリーの右腕育成術


From:北岡秀紀

右腕になるような人物が育たない…
こう悩む社長が多いです。

でも、ほとんど場合、社長の過干渉が原因です。

そりゃ社長が自らやった方がうまくやれるに決まっています。
だからと言って、社長が代わりにやったらいつまでたっても育ちません。

ただ、あなただってはじめからうまくやれたわけではなく、たくさんの失敗をしているからこそ。
なので、右腕候補にどれだけたくさんの失敗をさせるかがポイント。

でも、彼(彼女)らが近くにいたら失敗する前にあなたが口出しして修正してしまって、失敗の機会を奪ってしまうことになります。
結局、育たない。

といって口出ししないのは、見ていてイライラする。
精神衛生上良くない。
なので、いかに視界に入れないのかがポイントになります。

拒否権だけをもつ

具体的にどうやればいいのか?
私がオススメするのは、あらかじめ決めておいたところだけ報告するようにさせること。
それに対して拒否権を発動することだけをあなたの仕事にしてしまうことです。

例えば、弊社グループの場合、毎週、毎月出てくる数字を出してもらいます。
その中で気になるところがあれば確認をします。

あとは、
・新商品の販売
・新規事業の開始
・重大なクレーム
・役員の報酬関連
だけは報告しなければならないということになります。
そこに対して、彼(彼女)らがとる行動に対して拒否権だけを持つようにします。

それ以外は一切知らない。
視界に入れないために私自身、ほとんどオフィスにはいきません。
また、いくつかのビジネスについては、そもそも拠点はバラバラにしています。

ホントに物理的に見ないようにします。
そうするとイライラもしなくなります。

一方で自分から相談に来てくれれば乗ってあげるよ、というスタンスです。

こうすると一気に成長が加速されます。
もちろん事業を任せるとなると2年、3年以上かかる場合もありますが…

「右腕がいない」と悩んで何年でしょうか?
そして、あなたの社長歴は何年でしょうか?

それを考えれば飲める期間だと思います。

-北岡秀紀

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