アプリ除外騒動…あなたは大丈夫?
From:北岡秀紀
アップル社のApp Storeでテンプレートを使ったアプリを除外するというリリースがありました。
スパム的に作られたようなダメアプリを排除するのが目的ですが…
中身に関係なく外側だけで判断されているという状況のようです。
ウェブサイトで言えば、「ワードプレスで作ったサイトは検索結果に表示しません!」というようなもの。
テンプレートを使っていいサービスを提供している中小企業もダメージを受けそうな気配で一部では大騒ぎが起こっているようです。
騒ぎが大きくなっていることを考えると方針が変わる可能性はありますが…
ここで重要なのはあなたがそのアプリを使ってビジネスをしているかどうか、ではありません。
大切なことはアプリの生殺与奪はアップル社が握っているということです。
アップル社の機嫌を損ねれば、アプリビジネスは成り立たないわけです。
アプリでなくても…
あなたのビジネスはどうでしょうか?
アプリは作っていないとしても、誰かの機嫌を損ねた瞬間つぶれてしまうビジネスになっていませんか?
検索、FAXDM、テレアポ…
これらは全て他社のインフラです。
Googleがダメといえば、あなたの会社のウェブサイトはなかったことになるという可能性もあります。
FAXDMやテレアポだって売り込みを嫌がるこのご時世、法規制がかかってもおかしくありません。
(実際、海外ではその事例もあります。)
また、業界によっては行政の指導でビフォアアフターがダメになって売上がガクン落ちたという会社もあります。
我々は相互依存の世界に生きています。
なので、全てを自前で用意して…なんてことはあり得ません。
でも、少なくとも何かだけに頼っているという状態は起こらないようにしておくべきです。
でないと、「その時」になって苦しいことになります。
ダン・ケネディの言葉を借りるなら「ビジネスにとって最悪な数字。それは「1」である。」
これ「だけ」になっているものを見つける。
そして、早く潰していくことを意識してください。
-北岡秀紀