こんなこと考えてませんか？

From:北岡秀紀

「平均ってどれくらいですか？」
こういう質問をよく受けます。

・提案した施策を実施して成果が出るまでの期間…
・同業種の売上や利益…
・起業してから月収100万円までの期間…

「標準的な…」「一般的には…」
こういうのもこれも数字では計測できないですが平均を聞いている質問ですね。

「短期間で利益アップをするためにうまくいっているやり方は？」
って考えたことないですか？
これもやっぱり平均を聞いているわけです。

でも、平均って2つの観点から見て全く意味がありません。

まず第1の観点。
両極端のものを並べると平均になる。

頭をバーナーで炙って足を冷凍庫に突っ込む。
これが平均体温ですって言われたらおかしいと思いますよね？

この平均は何も実態を表していませんよね。

業績とお金で正しいのは…

そして2つめの観点。
平均値に近い人たちが団子状態になっていることもあります。
こういうとき平均値に意味がありそうな気がしますが…

それはつまり、多数の人がある範囲に収まっているということをあらわします。

でも、10年後に生き残っている会社は5%程度と言われます。
全就労人口で年収1000万円以上稼ぐ人は4%以下。
つまり、少なくとも業績とお金に関しては、絶対に少数派が正しいわけです。

と考えれば、やっぱり平均から物事を考えるとその大勢になってしまう、ということ。

安心感を求めるあまり、平均を探そうとしてしまいがち。
でも平均ほど無意味で無意味なものはありません。

－北岡秀紀

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