目標は手放そう
From:中谷佳正
あけましておめでとうございます。
いやー2018年が始まりましたね〜。とか言いながら、本当は年末に原稿書いてるので、正月気分とは程遠い感じですが(笑)恐らく、周りは今年一年の「目標」に関する情報が多いんじゃないかと思いますので、目標の話を避けようかなと思ったんですが、ここはあえて「目標を立てる」話ではなくて、「目標を手放す」話をしてみようと思います。
目標は紙に書くと実現する
実は、20代の前半から途絶えることなく、20年近く僕が続けていることがあります。それが目標のリストを紙に書き出すということ。当時、大きな成果を出されている経営者の方がそんなことを実践されていると伺って、その例にならってやり始めました。
その時の僕はご飯を食べるのにも苦労するぐらい底辺な生活をしていて、「スーツを着たホームレス」といった暮らしぶりでした。ちなみに、そのスーツも兄貴から借りていましたので、かなりの底辺ぶりがわかると思いますが、、、(笑)
そんな時代に目標を紙に書けば実現する、、、みたいなことを聞いて実践してきたんですが、これまでのことを振り返ってみると、それは確かに事実のような気がします。。。
遅れて目標が叶う
これまで20年近くもこの習慣を続けてきたので、自分の人生でもって証明してきた感があります。要するに、この「目標を紙に書くと実現する」というメソッドの有効性を長年に渡って検証してきたってことなんですが、、、そこでいくつかわかったことがありました。
それは・・・
自分が想定しているよりも2~3年遅れで、目標が実現しているということ。
僕はコツコツやり続けるタイプなので物事を進めるペースが遅いんですね(笑)同時に複数の事業を立ち上げるとか全然できないですし、1つの作業が終わったら一服して頭の中が切り替わるのを待ってから取り掛からないといけない、そんなタイプです。実際、カフェでタスクを1つこなしたら、次のタスクをこなすために別のカフェに移動する、、、、かなりマイペースで物事を進める傾向があります。
で、実際立てた目標が実現されたペースを見てみると、2~3年遅れで実現しているパターンが多いので、それもこの自分の性格がそうさせているのかと思ってました。
目標は手放したほうが上手くいく
ただ、何となくなんですが、僕は目標リストを書いたファイルを鞄の中に入れて「放置」するようにしてました。これは本当に何となくしていた行動です。というのも、書いた目標を欠かさず毎日見るみたいな時もあったのですがその時は何となくとらわれ過ぎてうまくいかないような感覚がありました。
それがつい最近、別の経営者の人と話をしていてしっくり来たのですが。どうも「執着すると実現しづらい」「執着すると実現しても崩壊する」ということらしい。。。目標を立てたのは良いけれども、執着するあまり普段の感情が焦燥感を生み出しているようだと、目標が実現しなかったり、実現してもその後がおかしくなってしまうって話。
20代の前半のころは、目標に対して執着していたので、毎日焦燥感が出まくりでした(笑)「これ、まだ実現できてないやん」「あー、これやらなアカンわ」「全然できてないやん俺、なんてサボりなんや」という具合に、自分で自分を追い詰めてる感じになっていました。当然ですけど、そんな状況では上手くいくものも上手くいかないので、結果として目標の達成はできていなかったように感じます。
執着しないために一旦手放す
だから、ポイントになるのは目標を立てた上で、一旦手放すことが大事ってこと。僕の場合、それは目標リストを書いた上で鞄の中に入れて忘れてしまうというのが、感覚的にしっくり来てました。
目標を立てても執着しなければ良いんだと思いますが。。。目標を毎日見ていたとしても、その時に焦燥感が出てこなければ問題はないということですが、、、
実現させたものを崩壊させないために
で、この話の面白いところは、目標に執着してても実現はするってところです。だから、巷では目標を立てた後に手放す派と毎日見る派に分かれるみたいなんですが、どちらも多分実現はするんでしょう。。。ただ、後者の場合は毎日見ることによって執着になってしまい、実現はするんですが崩壊してしまうことが多くなるのだと。
今年も一年の目標を立てる重要性を聞くことは多いと思いますが、その目標に執着することなく、一旦手放してみてワクワクした気持ちで一年を一緒に過ごせればと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
-中谷佳正
P.S.みなさんはおモチ何個食べましたか?醤油と焼き海苔で食べるのが一番好きです(笑)
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