社長の仕事術 2018/01/31

何かやらないとあかん病


From:中谷佳正

去年よりも今年に入ってから、仕事のペースが少し落ちました。去年の後半は特に、毎日予定がぎっちり詰まっていて、一日に何件も仕事をこなしていたんですが、1月に入ってからは1日1件といったペース。。。何にもしてないような気になってきますね、、、僕としては去年の状態でもまだまだやれると思ってたので、何となく心もとなかったのですが・・・。結構、良いことがありました。


頑張り過ぎが変な緊張を生んでいた?


1月に入ってからの状況を僕のコミュニティのメンバーに話をしたところ、「いや、それが普通ですよ。」という返事が(笑)「むしろ、去年の中谷さんの状態が異常なんですよ。」と言われてしまった。僕的にはさっきも述べたように、まだまだやれると思ってたので、それでもまだ「足りない」ぐらいに思ってたんですが、「そういう時期にきたんじゃないですか?」と。。。つまり、僕にとっては当たり前だと思っていたスタンスが、当たり前ではないということに気づかせてもらった。
で、その時についでに言われたのが、「中谷さんがそうやって頑張り過ぎるから、奥さんも頑張らないと、ってなってしまってるんじゃないですか?」ということ。確かにそう言われてみると、僕がやり過ぎてしまっているせいで、嫁も応えざるを得ない環境になっていたかもしれない。決して仲が悪いとかそういうことはないですし、それなりに充実した家庭だと思うのですが、、、それでも何となく家庭に変な緊張感を持ち込んでいたかもしれないなぁと反省しました。
僕の悪い癖で、やるならとことんやる(笑)という精神が、周りとのちょっとしたバランスを欠くことに繋がっていたのかもしれません。スタッフにも迷惑を掛けたのかもですね、、、


脱力したら良いことがあった


こんな感じで、1月に入ってからは平日に脱力する時間が増えたわけですが、、、そうすると意外な効果があることがわかりました。というのも、脱力してゆったりと過ごせるようになったことで、精神的に楽になりました(笑)当たり前と言えば当たり前かもしれないですけど、実はあんまり余裕がなかったんだなぁと改めて思いました。
それに、精神的な余裕が生まれたからなのか、今までの自分では出てこなかったようなアイデアが次から次へと生まれるようになりました。これを書いている段階では、仕事が始まってからまだ20日ほどしか経ってませんけど、これまでの数年間どうしたらいいのか?と悩んでいたことが、あっさりと解決してしまった。。。
常に「何かやらないとあかん」と思ってやってきてましたが、ここにきて敢えて「やらない」という選択をするのも、やはり大事なのだということも大切。


LTVが上がった実例


と言っても、これが僕だけの体験だったら信憑性がないと思うので、他のお話もすると、ザ・レスポンスのサミットに来ていたTさんのお話。このTさん、お会いした時はめちゃくちゃ仕事を頑張ってる人でした。当然ながら、ダイレクト出版のコンテンツとかで、勉強もしてるし、それに伴って行動もしてるという超優等生なタイプ。それによってもちろん実績も出されてたんですけど、Tさんを見てるとなんか切羽詰まった感がありました。。。だから、僕はそんなTさんの姿に対して、サミットでの休憩の立ち話で「家族と過ごす時間を長くしてもらって良いですか」とアドバイスしました。

目の前に居る人を大事にするようにって意図を込めて、お話ししたのですが。Tさんは、真面目な人なので(笑)僕からアドバイスを愚直に守って、日曜日には仕事をちゃんと休んで家族と過ごすようになった。。。
すると、、、めっちゃLTV(顧客生涯価値)が上がったそうです(笑)つまり、お客さんが購入してくれる金額が増えたり、リピートしてくれる回数が増えたってことです。特に優良顧客からの依頼が増えたとのこと。


なぜLTVが上がったのか?


Tさんは「何でLTVが上がったんですかね~?(笑)」みたいなことを言ってましたが、恐らく答えは簡単。
要するに、しっかりと休んで、家族という目の前に居る人を大事にしようとしたマインドセットが、そのまま目の前に居るお客さんにも影響を与えたからだと。。。
実際、Tさんは家族との時間を大事にすることで、言葉遣いとか態度がゆったりとした感じになりました。醸し出す雰囲気も大人で柔らかくなったように感じます。きっと、それがお客さんにも伝わったんでしょうね。目先の利益とかに因われてしまっていて緊張感を生んでいたのが、脱力することによってその緊張感が無くなった。だから、お客さんも安心してTさんと取引ができるようになったんじゃないかと思います。
逆に言うと頑張っていた時は、その緊張感がお客さんにも伝わっていて、ホスピタリティが下がってたんじゃないかと。何か聞きたいことがあっても、ピリついてるから聞くに聞けないみたいな状態(笑)結果として、本来お客さんが購入してくれるであろう金額が減ってしまっていたり、リピート回数を増やせないという状況に陥ってた可能性が高いですね。


何かやらないとあかん病


今回の話は、真面目で仕事を詰め込みまくってるような人に対して有効だと思います。つまり「何かやらないとあかん病」にかかってしまっている人にとっては、脱力することが大事なんだということ。。。
ちなみにこの話は、売上が少なくて食うに困ってる段階の人なんかは、当てはまらないです。そういう人はステージが違うので、正直がむしゃらにやる必要はあるかもしれません。
そうではない、ある程度成果実績は出しているけど、頑張ってやってるけど望む成果が出ていない、、、みたいな人にとっては、脱力することも大事なんだと。
無駄・余暇・遊び。が大事だということを聞いてはいたんですが、改めて気付かされましたね。
今年は「脱力」をテーマにしていきたいと思います。


-中谷佳正


P.S.脱力し過ぎて12年間一度も病気で仕事を休んだことがなかったのですが、先日、3日間も風邪で寝込んでしまい・・・記録更新ならずです。新しいことが色々と動き始めて今年が楽しみです。


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