習慣 2017/12/08

新年に向けて特大級のゴールを設定しましょう


From: マイケル・マスターソン

今年の初め、私は新年の抱負を立てました。365日間、毎日詩を1編書くこと。このアイディアは、似たようなことを実践していた脚本家から得たものです。彼女は1年間毎日脚本を書き続けたのです。

私は彼女のこの一見大胆に思える目標設定に好感を持ちました。それは、まるで人生を変えることのできそうなゴールに思えたのです。実際、これを実行した彼女の人生は変わりましたよ。書き続けていた脚本の1つが脚光を浴び、彼女は有名になりました。

私はこれまで断続的に詩を書き続けてきましたが、真剣に取り組んできたわけではありません。ですからこうして新年の抱負として掲げることで詩が上達して、ひょっとしたらその中から秀作が生まれるなんてこともあるかもしれないと思ったのです。もちろんそんな保証などありませんでしたが、何か良い結果をもたらしてくれそうだ、そんな風に楽観的に構えていました。

昨年この抱負をAWAIのメンバーに打ち明けた時、私はメンバーにある提案をしました。それは、私の抱負と同じくらい意欲的な、セールスライティングに関連した目標を立てるということでした。毎日1つ新しいプロモーションに目を通すこと、あるいは1つ書いてみることを提案してみました。

AWAIが発行している「The Golden Thread」(ザ・ゴールデン・スレッド)の記事を読んだ人の多くは、おそらく私が夢を見ていると思ったのでしょうね。「実行不可能な抱負を立てることに、意味などあるのでしょうか?」ある人は私にこう尋ねました。

私は心配になりました。少し怖くなってさえいたかもしれません。自分の掲げた目標は仰々しすぎたのではないか?最後までやり遂げることはできないのではないか?


大きすぎる?とも思える目標を持つことの意味とは?


しかし私は望みを持っていましたし、実際これは大変賢いアイディアでもありました。キャリアにおいてこのような非常に大きな目標を持つことで、これまで失敗に終わってきた小さな目標をもクリアすることができると考えたのです。新年の抱負として超特大級の目標を掲げれば、これまで心理的障壁によって躊躇していた物事をも克服することができるかもしれないと思ったのです。

それが私の考えでした。そしてどうなったと思いますか?私に素晴らしい結果をもたらしてくれましたよ。365日の間に365編の詩を書きました。仕事であちこち飛び回っていた時は数日休むこともありましたが、時間のある時に遅れを取り戻すようにしました。大部分はたった数行だけの詩であり、秀作と呼べるものは多くはありません。それでも1年の終わりには100編以上もの詩が、編集者たちから出版に値すると御墨付きをもらえたのです。

というわけで現在の私は、文芸雑誌への掲載や詩集の出版に向けて準備を進めているところです。当初の目標を達成できたことに満足すると同時に、詩人としての腕前が上がったことも大変喜ばしいことです。

さて、ここからはあなたの番です。そこで今日は、私からあなたに提案があります。

1年の終わりに、あなたがより素晴らしく、そしてより高い報酬を得るライターとなっているような、ほかの人が思い付かないことをノルマとして課してみましょう。

もう少し具体的に提案した内容がこちらです。


1日1つ、印象に残る小さな広告を書いてみましょう。


この目標に挑戦した場合に、収入を劇的に増やせる方法はこちらです。

1.あなたが関わってみたい6〜8つのダイレクトマーケティングビジネスのメーリングリスト(郵便とインターネット)に登録しましょう。(古くからのAWAIメンバーであれば、すでに行っているべきことです)

2.これらの企業が現在使用している広告の「スワイプ・ファイル」(セールスレターのサンプル集ですね)を作りましょう。

3.毎日、他のタスクに取り掛かる前にスワイプファイルから広告を1つ選んで、研究しましょう。15分〜30分かけて、セールスライターの目的は何か、どんな技巧を使っているかを検討し、それと同等あるいはそれ以上の効果をもたらしそうな別のアプローチ法を探してみてください。

4.3.で探した別のアプローチ法の中から1つを選んで、それをその日の課題にしましょう。

5.30〜45分かけて、あなたの選んだテーマに基づいた簡単な広告を執筆・編集してみましょう。

6.執筆が終わったら、大きめの封筒に該当する企業名とCEOもしくはマーケティング・ディレクターの名前を明記し、あなたの書いたミニ広告を保管しましょう。

7.月に1度、すべての封筒(あなたの手がけたサンプル広告が同封されたもの)を投函してください。簡単な自己紹介と無料サンプルレターを送付した動機を明記した手紙も忘れずに同封してください。手紙は「あなたのビジネスを尊敬している者です。私のサンプルをご覧いただき、ぜひフリーランスのセールスライターとしてご縁をいただければ幸いです」といった感じのものでOKです。

上記のタスクに60分以上かけてはいけません。

最初のうちはたくさんの言葉を書くことは難しいかもしれませんが、続けていくうちにスピードは劇的に上がっていきます。


1日1つ小さな広告を書き続けると、こんなメリットがあります


筆記速度はほぼ確実に2倍になると思います。4倍、5倍にだってなり得ます。そしてライティングの質も向上していきます。筆記速度が上がる中で、同時に質も向上していくと聞いて意外だと思われるかもしれませんね。練習を重ねることで、よりシャープ、かつより具体的なアイディアが浮かぶようになり、鮮明で明瞭な言葉選びができるようになっていくのです。

ポイントは、量ではなく質にこだわることです。ですから日々の目標としては、優れたマーケティングのアイディアを1つ考えることです。そしてそのアイディアについて、できる限りシンプルかつパワフルなメッセージ性を持った広告を作成するのです。

1年を通じて毎日続けることが難しければ、週に5日だけでも実行してみましょう。つまり、年間で250程度のミニ広告を作成し、未来のクライアントに送ることになるかと思います。これは相当大きな目標ですよ。ですが週に2日は、朝一番にほかのことをする余裕も持てますね。

「今年は毎日1つ広告を書いてみる」というアイディアに加えて、以下のような「想像を絶する」大きな目標を設定してみるのもいいかと思います。

・1日1つ、マーケティングの秘訣を学ぶ

・1日1冊、教養書に目を通す

・1日1人、未来のクライアントにコンタクトを取る

・1日1回、友人に電話か手紙を書く

・1日1回、セルフプロモーションのスピーチを練習する

自分自身のゴールを見極めることが最初の一歩です。ゴールが見つかったら(・・・今日早速実行に移してくれることを願っていますよ)それを書き留めてください。そしてどんな内容なのかを私たちにぜひ教えていただきたいと思います。向こう365日、私たちはあなたが目標を達成できるよう声援を送らせていただきます。

そして明日から・・・ぜひ始めてください!

-マイケル・マスターソン


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