豊かさを生み出す
FROM:ケン・シェルトン
(リーダーシップに関する出版を主な事業と30年以上して行う、エグゼクティブ・エクセレンス社の創業者 兼 編集長)
by ディーパック・チョプラ
豊かさとは、あなたの存在毎分毎秒において、喜び、健康、幸せ、活力を感じることである。
物質的創造は全て、源は共にする。自然は星雲を生み出し、銀河を生み出し、雨林を生み出し、人体を生み出す。これと同様に、思考も生み出される。私たちが見るもの、触れるもの、聴こえるもの、味わえるもの、嗅げるもの…
これらは全て、同じ源から生まれている。これを知れば、あなたの欲するものが何であれ、それを即座に満たせる能力が手に入る。物質的に欲するものは、どんなものでも手に入れることができるし、あなたが経験したいレベルで充足感と幸せを経験することができるのだ。
この原則は、物質的な富を無制限に生み出すだけでなく、いかなる欲望をも充足させることができる。自然が非物質的な本質から物質的な現実を生み出すことと同じである。
全ての物質的創造は、情報とエネルギーで構成されている。エネルギーと情報が合わさって、あなたの人生の経験を生み出しそれが人生に対するあなたの行動や姿勢につながっていくのである。
豊かさを知れば、どんな欲求であっても簡単に満たすことができる。物質的なものであっても、感情的・心理的なものであっても、精神的なニーズであっても、人間関係であっても。
真に豊かな人は、決して金銭だけにフォーカスすることはない。それ以上に、お金に対する心配をしていない。たとえばあなたが、何億円も銀行に持っていたとしても、いつもお金のことを考えて、お金のことを心配していたとしたら、あなたは貧しい。
もっとお金が欲しいと心配したり、足りないと心配したり、失うことを心配していたなら、いくら持っているかに関係なく、あなたは貧しいのだ。
オスカー・ワイルドはこのように言った。
「金持ち以上にお金のことを考えている階級が、たった1つだけある。 それは、貧乏という階級だ。 事実、貧乏な人は、お金以外のことを考えることができない。」
真の富かさを手に入れるためには、お金も含め、人生における全てのことに対する心配を完全になくすことだ。真の豊かさは、意識である。真の豊かさは、純然なる気付きであり、統一された無限の可能性というフィールドなのだ。
このフィールドは、考えるだけでは、本当の意味で知ることができない。なぜなら、これは思考を超越しているからだ。しかし、あなたは自分を昇華させることで、また、あなたの中にそれは元々存在していることを知ることによって、このフィールドについて経験的に知識を得られるだろう。
昇華すると、あなたは言葉を使わずとも知るだろう。それは直接的な知識だ。「表現された言葉」という邪魔な介入なしに、直接的な知識を得る事ができる。
これが瞑想の真価である。瞑想は、あなたに「純然たる存在」という経験を与えてくれるだろう。「純然たる存在」とは、それ自体が純粋な祝福と喜びの表現なのである。
瞑想という経験をすることの利点はこうだ。あなたは、純然たる存在、気付き、意識のフィールドに入って行けば行くほど、エネルギーを与えられるのだ。そうすると、あなたは純然たる存在、純然たる意識に備わった力を手に入れる。すなわち、無限、無境界、豊富、不滅を手に入れるのだ。
「純然たる存在」というフィールドの知識を得る最適な方法が、瞑想である。その真価を理解し、それに注意を向けることは、きっとあなたの役に立つだろう。