生産的に年齢を重ねる4つの秘訣
生産的に年齢を重ねていくとは、
4つの困難に対して
しっかりと手綱を握ることではないだろうか。
1.脳や肉体の衰弱
「年齢とは勇敢な者だけのものだ」
誰かが言ったこの言葉は正しい。
例えば、記憶の衰え。
これは私達皆が直面することだ。
数分経ってから相手の名前を思い出すこともあるし、
思い出せないこともある。
なんとかカバーして気づかれないようにしたり、
相手が気づいていないフリをしてくれると願う。
2.時間について
朝ベッドから飛び起きたい!と思えることについて
時間を使うべきである。
これは勝手に起こることではない。
計画しなければいけない。
逆説的になるが、
年をとると、年を取っていることに
向き合えなくなる。
だから、若いときに向き合っておくべきなのだ。
残念なことに、人生に起こる症候群のひとつが
若い時には、まさか自分が年をとるなんて
思わないことである。
頭をつかうことであれ、体をつかうことであれ
多岐にわたる関心を持ち
最初から活動的な人生を送っていない限り、
75歳になってから
新しい視野を手に入れようとするのは
かなり困難である。
最も重要なことは、
子供のうちに、学ぶことに対する愛を育み
それを一生持ち続けることだと思う。
早いうちから退職について考えるのも大切だ。
活動的な時は、仕事だけに集中してはいけない。
家族のことも考えよう。
様々なことに関心を向けるべきなのだ。
仕事のためだけに生きてしまうと、
いつの日か定年退職する時がくると
その後の人生が茨の道になってしまう。
仕事中毒は深刻な問題だ。
仕事に取り憑かれているだけでなく、
仕事自体が自分のアイデンティティになっているからだ。
特に、地位の高い人ほどその危険性が高い。
政府の高い地位にある人や、
ビジネスや芸術で高い地位に到達した人など。
仕事だけに力を入れることから、
少しづつ自分を解放することが必要だ。
3.年をとることについて、客観的でい続けること。
(例えば、定年、社会保険、薬など)
私達は、巨大で強力なグループの一部だ。
米国では、65歳以上の人々が増えている。
2025年までには、シニア層が人口の20%を超える。
若い世代が高齢化する社会をサポートできる方法を
考えていかなければいけない。
この問題をどのように解決していけるか、
高齢者も声を上げるべきだ。
選挙に行って、個人的な利益を超えて
社会全体にとって長期的に何が良いことかを
考えていくべきだ。
例えば、メディケア(米国の年金制度)に頼っている人は
制度の改正は世界の終わりを意味すると思っている。
でも、何か変化を起こさなければ、
システム自体が崩壊してしまうことが明らかだ。
4.哲学的 且つ 現実的に、終焉について考えること。
例外はない。
慈しみと威厳と品格をもって
最後の出口から痛みなく旅立つ方法を見つけたいものだ。
頭も体も使い果たすと誓おう。
文句を言うのをやめよう。
退屈したり、自己憐憫に浸るのもやめよう。
そして、ユーモアのセンスを持ち続けよう。
成長し続けること、学び続けること。
マインドをオープンにして、
今この世界で起きている大きな変化に敏感になり
変化の一部でいよう。