夢のライフスタイルを生きる方法②



From:リー・ミルティア

マインドセットの圧倒的な力に疑いがあるなら、次の例を考えてみてください。

その力を完璧に示しているある象の話です。アフリカ象は地球で最も強い生物の1つです。自動車や電車の車両さえもひっくり返すことができますし、鼻で木をつかんで地面から引っこ抜くこともできます。その力は際限ありません。

ですが、別の場合を考えてみてください。

ある象は飼育され、赤ちゃんの頃から足首を鎖でつながれていました。鎖は地面に簡単に打ち付けられた杭につながっていました。赤ちゃん象は鎖が伸びる所まで歩いて行って、それ以上は行けずに立ち止まります。

方向を変えて鎖が伸びる所まで行っては立ち止まるといったことを何度も繰り返しました。すると赤ちゃん象は「どの方向にも一定の範囲までは行けるがそれ以上はいけない」という信念を条件付けされました。


周りの木や水を見ても、ほかの象が自由に歩き回っているのを見ても、赤ちゃん象は鎖の長さより先に行くことができませんでした。成長して大人の象になって100倍の力を持つようになっても、杭を地面から引っこ抜いて好きな所に歩いて行くことはありませんでした。

足首に鎖をつけて育ったその飼育象にも力があったのにです。おそらく自由になりたいという願望もあったでしょう。その両方があったのは確かです。でも、「そんなことはできない」と脳に言われて、簡単に抜くことができる杭を引っこ抜いて好きな所に行くことはありませんでした。


彼のマインドセットは若い頃からずっと、「自分の行動はちっぽけな杭に支配され制限される」と条件付けられてきたからです。

企業家の脳も同じように働きます。「地面の杭を引っこ抜いて好きな所に歩いていける」と信じることができない赤ちゃん象のように、不可能だと信じるように条件付けられた事を試そうだなんて思わないでしょう。


私は足を鎖でつながれていない小企業の経営者に会ったことがありません。大成功している企業家でさえ、前進を阻みさらなる成功の達成を邪魔する何らかの思考や信念を持っています。どんな足枷が邪魔しているか考えてみてください。

今度ひとりで静かに考えを巡らせている時に、自分自身に正直になって次の質問をしてみてください。自分を抑圧して限界を決め、仕事時間のほとんどを「雑務」をするよう仕向けている信念とは何だろう?


マインドセットを変えて今までできなかったことすべてにイエスと言ったら、ビジネスやプライベートはどうなるだろうか?

 自分が本当に達成したいことは何だろう?夢のライフスタイルとはどんなだろう?なかなか成長できないことにうんざりしていないだろうか?

その日暮しの生活にうんざりしていないだろうか?うんざりすることに疲れて砂時計を眺めて時間をつぶしていないだろうか?――もしそうなら1歩踏み出して必要な助けを得てください。


鎖をちぎって外に飛び出してください。自分がしたいことをするのにイエスと言ってください!あなたは自分の手で創り出すことができるあらゆる成功を手にする資格があるのです。ただそうするだけです。

-リー・ミルティア


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