冷酷に幸せになる方法




From:リー・ミルティア


意識や感情を整理整頓することは、とても大切です。

整理整頓をさぼっていると、意識の中に障害や抵抗が生まれ、

大きなフラストレーションやストレスに襲われます。


恨み、怒り、不満を抱えたままだと、

その負の感情が邪魔して、新しい物ごとが入ってきません。

それでフラストレーションがおきたり、

モチベーションが低下したり、気分が落ち込んだりするのです。


では意識はどうやって掃除すればよいのでしょう?

まずは頭の中にどんな考えがめぐっているのかを確認します。

それができたら、その考えからどんな感情が湧くのかも確認します。


自分の生き方や、持っている能力について、

どう考えていますか?

願望を実現化させること、友人、家族、お金などについて、

どんな考えを持っていますか?


一つ一つの項目について自分の考えをリストアップしてください。

リストを見る人は自分以外だれもいないのですから、

思いついたことを思いついたまま書き出しましょう。

意識の掃除は、自分に正直で率直になるほど効果的です。


それができたら次の課題です。

家でもオフィスでも、それぞれ一か所を決めて

「モノ」のダイエットをしましょう。


過去2年間着なかった服があったら――処分しましょう!

あまり好きではない服や、着てもいい感じがしない服があったら――

これも処分しましょう!


この法則に当てはまらない服は二種類だけ、

ウェディングドレスとタキシードです。

そして繕い仕事が必要な服はきちんと繕いましょう。


物置の片づけも忘れずに。

中には修理して使おうと思っていたものがあるはずです。

でも買い換えた方が安いこともあります。

それなら処分してしまいましょう。


古くなった家具、おもちゃ、ファイル、古新聞、古雑誌。

これらは目にするたびにあなたからエネルギーを吸い取ります。

やはり処分しましょう。


健やかな生活をするうえで意味を持たなくなったものは、

それがハードであれソフトであれ、処分してください。

新しいもの、人間関係、チャンスは、

ごちゃごちゃと散らかったところには絶対にやってきません。


心から大切とは言えなくなってしまった知人や友人からも、

ゆっくりと距離を置きましょう。

以前は仲が良かった…

共通の趣味や話題を持っていた…

だからと言って永遠に友人関係でいる必要はないのです。


人間関係についても、じっくりと検討しましょう。

進むべき方向が変わってしまった人からは去ってもよいのです。

仕方なく交際を続けていると、一緒にいて心から楽しい人や、

多くのことを学べる人と過ごす時間やチャンスがなくなってしまいますよ。


「モノ」を持っていたことは忘れても

「経験したこと」を忘れる人はいません。

「モノ」は時に保険を掛けたり、掃除をしたり、修理が必要です。

そんな「モノ」の代わりに、

記憶がたくさん残るような人生を歩みましょう。


要らなくなったものを手放し、もっとすっきりとした生活、

ストレスのない世活を送りましょう。

そうすれば物ごとがクリアに見えてきます。

生活の隅々で「モノのダイエット」をしてみてください。


少なく持つことは多くを持っていること。

不用品を持たないと気分もすっきりと前向きになります。

持っている意味がなくなったのにまだ所有しているモノがあったら、

ぜひ勇気を出して処分してみてください。


リー・ミルティア

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