人生の経営者になる
From:リー・ミルティア
経営者や企業家として思い出していただきたいのは、人生は、自分でした選択の積み重ねなので、常にチャンスを広げることができるということです。
私は、自分の本当の仕事は、教えることではないと思っています。私が人生をかける仕事は、私と関わった人達の考え方の枠を広げることです。
より深くより大きな視野で物事を考えられるようになれば、マインドセットを変える能力も高まります。マインドセットが変われば、行動も変わってくるのです。
私は皆さんにぜひ、「皆さんは自分の会社の王であり女王である」と考えていただきたいと思います。企業家や経営者として、他人から、王や女王でないように扱われるのをよしとしないでください。
そして、自ら会社の奴隷に甘んじるのをよしとしないでください。会社を創設して、意志決定を下しているのは、ほかでもない皆さんなのです。
ですから、自分が何かを恐れて不安を感じていることに気づいたら、たとえば、ある人と接するのが不安だったら、それを誰かほかの人に任せてください。
ずっとそうしてきたからといって、これからも同じようにする必要はありません。皆さんは王であり女王なのです。
最近私はある人と契約を結ばなければならなかったのですが、実際、相手と仕事をする前に、私の弁護士と相手の弁護士が細かいことを話し合った方がうまく行くことに気づきました。
そういったことなんです。私は本当に彼らと話し合うのが不安で怖かったのですが、「ぴったりの人材がいたわ!弁護士に頼もう!」と閃(ひらめ)いて、彼を呼んで交渉をしてもらいました。そして、彼にまかせたおかげで、ずっと早く交渉が終わりました。
もちろん、私達が避けては通れない仕事もあります。たとえば、税金問題は恐怖です。そのことを忘れろと言っているのではありません。自由に調整できる物事に関しては、自分にそうする許可を与えるべきだ、と言っているんです。
「自分に許可を与える」という言葉はとても重要です。こんなアファメーションを言ってください。「私は自分自身と自分の幸せが大好きです。私は、自分が得意なことをやり、自分の人生で、自分が王であり女王であることを許可します」。
経営者はあなたです。自分が恐怖を感じる仕事がある時には、やり方を変える必要があります。自分がしていることに対する幸福感が高まれば高まるほど、より多くのお金を稼ぐことがでるからです。
つまり、恐怖を感じるプロジェクトがあるなら、そのプロジェクトは始めから失敗だということです。経営者にとって、「勢い」は重要な概念です。「勢い」です。
はなから不安で恐怖を感じている何かを始めても、勢いは長くは続きません。そういう時には、「パターン・インタラプション」の手法を使って、いったん中断してください。そうすれば、不安や恐怖感はなくなるでしょう。
-リー・ミルティア