はつらつとした人生
From:リー・ミルティア
以前に、健康こそ「本当の富」というお話をしました。
今回は生き生きと健康な毎日を過ごすための秘訣です。
まず押さえておくべきことがあります。
それは、自ら健康でありたいと望む、ということ。
健康になりたいと思った分だけの健康を、
人は手に入れることができるのです。
精神、感情、スピリチュアルな面が
肉体にとても大きな影響をおよぼします。
自分の健康を管理するのは自分の仕事です。
お医者さんや自分以外の人の仕事ではありません。
私たちは日々の考え方や習慣によって、
自分の体をつくったり、傷つけたりしています。
最新の研究によれば、人には自分の体をつくる力が備わっているゆえに、
弱い部分や、病気を克服する力をも持っているのだそうです。
変化は絶えず起きています。
自ら進んで習慣や考え方を変えようとすれば、
健康で生き生きとした体は、いつでも作ることができるのです。
病気と心の構え、感情、精神的な要素は相互に繋がっています。
健康とは体と心と精神の本来あるべき姿である、
ということを覚えておきましょう。
世間ではとかくエージングや生活習慣病などが話題になりますが、
病気は必ず訪れるものだと証明した人はいないのです。
気力の減退、不眠、病気による痛み、
その他さまざまな健康上の問題に悩まされていて、
こうした話が自分には関係ないと思っておられる方には、
信じられないかもしれません。
でも、あきらめないでほしいのです。
健康をつくり出す秘訣は、体、心、精神がうまく連動するよう
継続して努力すること、そしてその努力の内容にかかっています。
ディーパック・チョプラ博士は、
『チョプラ博士のクォンタム・ヘルス―
こころ からだの完全健康(パーフェクトヘルス)ガイド』の中で、
こう述べています。
「体とは細胞、組織、臓器の集合体ではなく、
無言の知性の流れだと捉えることができます。
肉体をつくり、コントロールし、自分自身の肉体にしようとする
衝動が絶えず湧きおこっています。
人体のどこの部分であろうと、自らの意思で
変化を起こすことは可能です。これこそ生命の秘訣です」
博士は、細胞には知性があると述べています。
肌は5週間ごとに、一見すると頑丈そうな骨格は3か月ごとに、
胃の粘膜は5日ごとに、全て再生されています。
外見は以前と変わらないように見えても、
細胞は絶えず入れ換わっているのです。
そして1年後には体の原子の98パーセントが新しくなっています。
今の健康状態を変えたいのであれば、
まず思考というソフトウェアを変えなければなりません。
これからも健康を保ちたいのであれば、
考え方、態度、行動を見直してみてください。
心と体のシステムの中に起こるほんの小さな乱れが
将来の病気の種となりかねないのです。
がんばりましょう
リー・ミルティア