「楽しむ」モード


From:リー・ミルティア


私たちのほとんどが、本来あるべき人生より
生き難い人生を歩んでいます。


そのことに気づかないまま、自分の脳に暗示をかけ、
今という瞬間を楽しめなくしているのです。


「今の仕事が大嫌い」
「こんなことやらなくて済めばいいのに」
「これは苦手」

など、頭の中はネガティブで自滅的なメッセージで一杯。


そんなことして何のメリットがあるのでしょう? 


何も始めていないうちから、
やりがいのある仕事をするのは無理、先送りしよう、
と自分に暗示をかけてしまっているのです。


始める前から難しいと思ってしまうと、
新しいプロジェクトに対するモチベーションはあがりません。
自分から人生を生き難くしてしまう癖はやめましょう。


その代り、遊んでみてはいかがしょう? 
今と言う瞬間を楽しんでみては? 


コツは自分の潜在意識に新たな力強いメッセージを吹き込むことです。


私は自分のメンターであるディニ・ぺティーから
このことを学びました。


彼女は素晴らしいインスピレーションを与えてくれます。
ディニはテレビのトーク番組
(カナダでは人気ナンバーワンの番組)の司会者ですが、
その番組のテーマは人生、愛、そして笑いです。


彼女の番組が大人気なのは、ディニが情熱的で楽しく、
絶えず人々の気持ちを励まして高揚させるからです。


ネガティブな番組で溢れている昨今、
前向きなテーマで視聴者の人生の価値を高める番組を提供したい―
―ディニと番組のプロデューサーはそう思ったそうです。


ディニは観客の待つ会場に入る前、
意識的に自分の感情をプログラムしています。


彼女があれほどまでに支持されている理由はそこにあります。
ディニは番組のスタッフ、プロデューサーに向かって言います。


「さあ、番組を楽しもう! テレビで遊ぼう!」と。


何かを始める前に頭を「楽しむモード」にセットすることが
どれだけ素晴らしいか、私はディニから学びました。


私たちは自分についての予言を現実化しています。


だからこそ、自分を褒め、人生を楽しむぞ、と心に決めませんか? 


こう考えましょう。

遊んでいる時は楽しい気持ちでいます。
楽しい気持ちでいると、心が軽くなり、想像的でリラックスします。
自分を楽しませてあげれば、能力も高まります。


そう、ウィンウィンな状況になるのです。


ディニの素晴らしい仕事ぶりを目の当たりにしてから、
彼女の戦略を参考にして、これまで難しい、
面倒と思って敬遠していた仕事を「楽しむ」ことにしました。


この新しい戦略を使って、今まで先送りにしていた仕事を
やってみることにしたのです。


私には山のようなリサーチの仕事があり、
それらが机の上でうず高く積み重ねられています。


私はプロのファイル整理人を演じて、
その仕事を一つ一つ片付けていきました。


これは自分にとっての最重要課題だから素早く効率的に片付けよう、
という姿勢で取り掛かりました。


いつもなら不平がでるファイリング作業ですが、
不平の代わりにこの作業は自分の十八番だと信じ込ませたのです。


そして作業終了後に味わうベネフィットについて意識を集中し続けました。
驚くべきことに、作業は今までにないほど迅速に終了しました。


この戦略があれば、もうこの種の仕事に苦手意識は起こりません。


諺にもありますね。
「なりたい役を演じなさい。そうすればその人になれる」


この瞬間に演じるべき役がなんであれ、
その役を「楽しむ」ことを考えるべきです。


ゴルフをするなら、プロを演じましょう。
ガーデニングをするなら、プロのガーデナーを演じるのです。


試してみてください。


楽しみながら行うので時間の経過が速く感じられるようになります。
そして何より重要なのは、
自分の行動に自信が持てるようになる、ということです。


愛を感じ、心軽やかに楽しんでください!


ー・ミルティア

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