ヴジャデ
いきなりですが質問です。
ヴジャデって言葉を知ってますか?
「え、デジャブではなくて?」と思われるかもしれませんが、デジャブではありません。僕もこの言葉を見つけて二度見してしまいました。
「ん?ヴジャデ?デジャヴじゃねーの?」ってなったわけです。
でも、本の中にはハッキリと「ヴジャデ」と書いてあったんですね、、、
デジャブというのは、あなたもご存知の通り、初めてにも関わらず知っているような気がする事をいいます。絶対に会ったことがない人のはずなのに、どこかで会ったことがあるように感じたり、初めて来る場所のはずなのに、何回かこの場所に来た事があると感じる事があったりと、「なんか見たことある」って感じの事をいいます。
じゃあ、ヴジャデってなんや?って話なんですけど、デジャヴの反対で「何回も経験した事があるのに全く初めてのような気がする事」をヴジャデっていうみたいです。
そんな事あるか〜?って思いながら自身を振り返ってみたんですけど、あんまりそんなことは無いんじゃないかな?って。
というか、日常生活すぎて気付いてないのかもしれません。しかし、このヴジャデって考え方は、我々のような知識労働者にとっては非常に重要な考え方です。
というのも、知識労働者は頭を使って成果を出していくわけですから、たった1つのアイデアや意思決定が大きな成果をもたらせてくれるわけですよね。1つのアイデアを取り入れるだけで、売上が何倍にもなるみたいな話はあなたも聞いたことがあると思います。
とは言っても、そんなに簡単にアイデアが見つかったりするわけではありませんし、どちらかというと、変化のある毎日よりも、変化が無い日の方が多いわけです。
毎日が違う仕事に取り組んでいるという事よりも、毎日が同じような仕事、似ているような仕事、以前の仕事の延長線の方が多く、変わらない日々の方が圧倒的に多いですよね。
そんな中でアイデアを見つけるって事の方が難しいと思うんですけど、このヴジャデの考え方を取り入れてみると普段の仕事から新しい発見が見つかるかもしれません。
戦闘機の補強調査
第二次世界大戦の時に、イギリス軍とアメリカ軍は追撃される戦闘機の多さに不安を覚えて、機体を補強する事にしたそうなんですが、どこを補強すれば良いかわからなかったそうです。
その時に、統計学者のエイブラハム・ウォルドによる戦闘機の補強箇所に関する調査で面白い事が発見されました。
というのも、軍から要請を受けたウォルドは、戦闘から生還した戦闘機の弾痕を全て記録。すると、出翼の間と尾翼の間の二箇所に弾痕が少ない事がわかりました。そこでウォルドは、この弾痕が少なかった2つの箇所を補強したというのです。
普通なら、弾痕が多いところを補強しようとしますよね。たくさん攻撃を受けている場所なわけですから、その部分を補強することでより攻撃されても大丈夫な戦闘機になるわけですから。
しかし、ウォルドは弾痕が多い所ではなく、少ないところを補強する事にしたのです。
なぜでしょうか?
それは、彼が分析したのは、生還した戦闘機だったからです。生還した戦闘機には出翼の間だと尾翼に弾痕が少なかった。逆に考えてみると、戻ってこられなかった戦闘機はこの箇所に多く被弾したと結論付けたのです。
したがって、補強しなければいけないのは、出翼の間だと尾翼の2箇所だというわけで補強したというのです。
常に逆から考える
ヴジャデの考え方は、物事の見かたを常に転換させる能力でもあるそうなんですが、これって頭を使う知識労働者にとっては非常に重要ですよね。
今やっている事を常に疑ってみる。
もっと良くなる方法が無いか?を自分に問いかける。
当たり前の事を当たり前と捉えずに、物事を客観的に見てみる。
普段の何気ない事を反対から考えてみると新しい発見があるかもしれません。
「発見とは、他の皆と同じものをみながら、違うことを考えることだ」アルバート・セント・ジョルジ
あなたが新しいアイデアを探す時、ヴジャデの考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか?
PS.
会社の人に「ヴジャデって知ってます?」って聞いたら、案の定「え!?デジャヴじゃなくて?」って驚いてました。