その起業、大丈夫?
From 高木 仁也
大阪のスタバより
「以前、SEをやっていて、最近SEの需要が高まっているので、フリーランスでやっていくアイデアで独立しようと考えているんですが、どう思いますか?」
これは、実際にお客さんからいただいた質問の1つです。
セミナーや勉強会の休憩中によくお客さんと話す機会があるのですが、「これから独立しよう」「新しい事業を考えている」「新しいアイデアがある」とおっしゃる方は多くいらっしゃいます。これから何か新しく始めていくこと。とても素晴らしいと思います。
ただ、いつもこういうお客さんに対して伝えることがあります。
それは、商品の内容についてではありません。サービスの内容についてもありません。どういう感じでやっていくのか?とか、どんな人がターゲットなのか?を聞くわけでもありません。アイデアの内容でもありません。
必ず伝えることは
「先に、売ってみましょう」
ということです。
どれだけ素晴らしいサービスだったとしても、どれだけすごい商品だったとしても、どれだけ面白いアイデアだったとしても、売れなければ意味がありません。その商品が売れなければ、お客さんはお金を払ってくれない。ということなので、ビジネスとして成り立たないわけです。
この時にやってしまいがちな間違いは、先に商品を作ってしまう。ということ。自分のアイデアは売れると。これはやっていけば売れる。そう思って、アイデアを形にしようとお金と時間をかけて商品を作っていくわけですが、それが売れるかどうか?は売ってみないとわかりません。
実際に販売してみるまで、売れるかどうか?はわからないわけです。
じゃあ、作ったはいいけど、売れなかった場合はどうするの?って話ですが、捨てて新しい商品を作って売るか、売れない商品をひたすら頑張って売っていくか、のどっちかです。
アイデアが思いついた時は「これは絶対に売れる!」って思って、テンション上がります。これは、誰しもがそうです。アイデアが思いついた時、これから新しいことをやろうとする時、テンションは上がります。
そして、「これは売れるぞ〜」と儲かる脳が活動します。w
しかし、本当に売れるのか?っていうのは売ってみないとわかりません。実際にお金を払ってくれる人がいるのかどうか?ですね。そのアイデアが売れるかどうか?です。
で、いつもお客さんにお伝えするのは「売ってから作ったほうがいいですよ」という話をしています。売ってから作る。そんなのできるのか?って思われるかもしれないですが、実際にこれは「ドライテスト」という内容で、多くの企業がやっています。
売れるかどうかのテスト。ですね。
実際に売ってみてから、売れたら作る。売れなかったら、作らない。ということができるので、非常にリスクが低いんですね。後出しジャンケンみたいなものです。
売れるのがわかってから、じゃんけんで勝てるのがわかってから商品を作ることができるので、作ればお金が得られるって状態なんですね。
逆に、売ってみて、売れなかったら「ごめんなさい。定員に達しなかったので、今回は見送ることにします」という形で、お客さんに伝えることができます。
これって、起業するときや新しい事業をするときも同じで「売れるかどうか?テストする」ってことで進めていくと、リスクが低く起業や事業を立ち上げることができます。
じゃあ、どうやって売れるかどうか?のテストをするの?っていうと、セールスレターを書くってことです。
実際にセールスレターを書いて、売れるかどうか?のテストをしてから、売れたら作る。売れなかったら作らない。ってことをして行けば、売れたら売れた商品だけ作れるので、無駄な在庫を持たなくて済みますし、リスクも減るわけです。
セールスレターだけだったら、ほとんどお金かからないですからね。
もしあなたが、これから何かビジネスを始めようと思われているなら、まずはテストをしてみましょう。
セールスレターを書いて売れるかどうか?テストしてみてくださいね。
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