説得や売り込みはもう必要ない?~Weekly Quote~




今日お話しすることは、あなたの見込み客を、いかにしてあなたの商品の消費者にするか、どうしたら彼らを、あなたの提供するプログラムやサービスの常連にできるかについてです。

これを完全に把握できれば、あなたのマーケティングに対する姿勢が劇的に変わるはずです。

あなたはすでにご存知かもしれませんが、多くの人はマーケティングとセールスを混同しています。マーケティングの目標とは需要を創出することであって、セールスを不要にすることなのです。

もちろん売り込みを全くしないというわけではないのですが、言葉を替えて言うと、需要を見込んで売り込むのではなく、商品の需要を作り出すのです。

たとえば、以前ある方から「アウトソーシング代行商品を売りたいのだが、アウトソーシング代行の需要がなくて困っている」、という質問をいただきました。

当時は”The4-HourWorkWeek”(週4時間だけ働く)という書籍が話題になっていた頃で、そこで私が彼に助言したのが、「週4時間しか働かないというコンセプトは、実を言うと、アウトソーシングに関する実に巧妙なマーケティングがなされている」ということでした。

つまり、マーケティングとは需要を喚起することや需要をあなたの商品やサービスに引き込むこなのです。ターゲットがあなたの提供しているものを、現時点で欲しているかどうかは別として、彼らは何かしらの欲望をもっているわけで、その欲望をあなたの商品やサービスとつなげるのです。

しかし、ここで重要なのは、あなたがいくら必死に説得しようとしても、商品と彼らの欲求を結びつけることはできません。なぜなら、あなたが説得するのではなく、相手が自ら発見する必要があるのです。

つまり、相手が自ら気づいたり、思いついたりしたほうが、全く同じことをあなたから説明されるよりも10倍の威力があるのです。

さらに、説得されたのではなく、自らそれを発見し購入したのだと感じている顧客は、あなたの商品やサービスのファンになる可能性が高くなります。

そして、その経験を友人や知人、誰か大切な人に伝えたくてしょうがないという欲求も沸き起こるのです。

あなたもかつて何かで興奮し、居ても立っても居られず、すぐ誰かにそのことを伝えたことはありませんか?

それこそが、マーケティングにおいてもっとも有力な感情の伝達をもたらすのです。

あなた自身の体験を振り返り、どうすればあなたの商品でも、見込客に同じようなひらめきを与えられるのか?ぜひ一度考えてみてください。

大きな利益とその向こう側へ
-リッチ・シェフレン

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