成功を他人の手に委ねるな~Weekly Quote~
今週のリッチ・シェフレンの名言をお届けします。
私が接する人のほとんどは、自分たちが達成したいことは何なのか、あるいはそのために何が必要なのかを把握しなければならない段階に至っても、明確なイメージを持っていません。だから達成できないのです。
その理由は、自分が欲しいものは何か、それを得るために必要なことは何か、どうすればそれを得られるのかを知るのが難しいからではありません。
そうしたことを自分で考えないよう、教え込まれて育っているからなのです。
自分が必要としているものが何かは、指導者やグルが答えをくれるものだと皆さんは教え込まれていますが、指導者やグル、具体的には高校の先生や大学の教授、あるいは私のような人間が、あなたの人生、あなたのビジネス、あなたの成功にあなた以上に責任を持つというのは最善の形ではありません。
なぜ、こんな話をするかというと、自分が得たいと思っているものは何か、なぜそれを望んでいるのか、それを得る必要があると感じたのはなぜかといったことに対して明確なイメージがないと、結局は自分が負うべき責任を赤の他人の手に任せるのと同然になってしまうからです。
自分に必要なものは何か、成長するために必要なものは何か、そうしたことへの答えを他人に委ねることになってしまうからです。断言しますが、成功する起業家はこんなことはしません。
他人に責任を負って欲しいという誘惑に勝つ
私は以前、あるウェビナーを作るために、マイケル・ケージという起業家とともに取り組んでいました。内容が充実している上に売れるウェビナーを生み出すコツを彼ほど心得ている人物は他にほとんどいないからです。そのため、彼からアドバイスをもらいながら一緒に仕事ができることになって、私はとてもワクワクしていました。
しかし、彼と仕事をするうち、自分が必要としているものが何なのか彼に教えてほしい、自分が望む結果が何か彼に明らかにしてほしい、彼に責任を負ってもらいたいと望んでいる自分がいることに気づいたのです。皆さんに先ほど話したように、そうしてはいけないと十分に分かっていたにもかかわらずです。
私はその誘惑と戦わなければなりませんでした。何をすべきか他人に決めてもらいたいと思うのは、人間の自然な感情だからです。最大の利益を得たいと願い、どの方向に進むべきか、道を指示してほしいと思ってしまうのです。
もちろん、方向性についてアドバイスをもらうことはおかしなことではありません。ただ、最終的には自分で責任を負わなければならないことを自覚しておくべきです。重要なことについての責任を他人に任せてしまうということは、実質的に自分の力をも他人に譲ってしまうことと同じなのです。
より高い利益のために、
リッチ・シェフレン