「無料」トラフィックの実情とは?
From:リッチ・シェフレン
トラフィックの獲得には、当然コストがかかります。もしあなたがこのコストとベネフィットのバランスをきちんと考えなければ、文字通り自殺行為となってしまいます。
あなたがコンテンツマーケティングを使って、「無料」トラフィックを生み出そうとしている場合は、特にそうです。
私は現在、ブログなどのコンテンツマーケティングがとても気に入っています。(あなたが私のこのブログを訪問してくれる度に、できるだけ多くの価値ある情報を提供するように努めています!)
ですが、コンテンツマーケティングは、ただトラフィックを獲得するだけではありません。コンテンツを使って無料トラフィックを生み出す試みがうまくいかない理由には、以下の3つが挙げられます。
1つ目は、隠れたコストが莫大であることです。
つまり、あなたの時間というコストです。
あなたが価値を提供する素晴らしいコンテンツを創ろうとして、より多くの時間を費やすほど、その分あなたがやるべき、その他の重要なことに費やせる時間が減るわけです。
しかも間違いなく、あなたのコンテンツは素晴らしいものでなければいけません。なぜなら・・・
2つ目は、熾烈な競争です。
昨今では、自分のコンテンツをインターネット上で注目されるようにすることは、まさに「言うは易く行うは難し」です。
グーグルにやってくるトラフィックを母熊が子熊を守るような勢いで守ろうとするグーグルと、やり合わなくてはいけないからです。
もしあなたのコンテンツに少しでもガラクタの要素が含まれていれば、あなたのコンテンツはグーグルによってアクセス禁止にされてしまうでしょう。たとえあなたがこれらのハードルを越えることができたとしても、さらに・・・
3つ目、これが一番重要な要素です。
トラフィックは拡張性がなければなりません。あなたは、自分の意思でトラフィックを増やすことができなくてはいけません。そして、これこそが「無料」トラフィックではとにかく不可能なことなのです。
もちろん、上記のルールには例外も存在しますが、極めて稀なことだと思ってください。ほとんどの場合、数百円を節約しようとシャカリキにがんばっても、長期的には余計にコストがかかることになるだけです。
トラフィックについての価値がある質問
トラフィック獲得の実情は、お金を稼ぐためには、お金をかけなければならないということです。昨今は、莫大なコストは必要ありません。週に1万円でも、コンバージョン率を上げる大きな効果があることがわかるでしょう。
ここで極めて重要な質問をしましょう。それでは、顧客を獲得するためには1クリック当たりいくらまでかけることができるでしょうか?
この答えを教えてくれる基本的な計算の仕方をお教えします。
例えば、あなたは2900円の商品を売っているとします。
戦略的な起業家のような良い買い手が現れた場合、あなたはアップセルをオファーします。そのアップセル商品の価格は9700円とします。
キャンペーンを行って、あなたのサイトに200クリックを獲得したとします。
そのキャンペーンで、あなたは5つの商品を売り、2つのアップセル商品が売れたとしましょう。(これは、少ないトラフィックにしては高いコンバージョン率となっていますが、この例えをシンプルにするために、この数字を使うことにします。)
具体的には、以下のようにします。
まず最初に・・・
・最初の商品の売上数を記入する→5
・最初の商品の価格を記入する→2,900円
・最初の商品の売上を計算する→14,500円
それから・・・
・アップセル商品の売上数を記入する→2
・アップセル商品の価格を記入する→9,700円
・アップセル商品の売上を計算する→19,400円
次に・・・
・最初の商品の売上を記入する→14,500円
・アップセル商品の売上を記入する→19,400円
・売上の合計を計算する→33,900円
最後に・・・
・売上の合計を記入する→33,900円
・獲得した全クリック数で割る→200
・あなたの平均訪問者(クリック)単価→169円
これが、あなたが1クリックにかけていい限度額であり、この金額なら収支はプラスマイゼロです。
次の戦略を考えよう
いったんこのデータを手にすれば、あなたはグーグル・アドワーズやフェイスブック、ユーチューブなどのメディアで使える限度額がわかるはずです。
すると焦点は、どのようにキャンペーンを最適化するか、ということに移ってきます。
つまり、あなたのマーケティングファネルのそれぞれの部分が、限られた時間でどのように作用しているかに注目することです。あなたのファネルに入って来る、あらゆるメディア、あらゆる広告、あらゆるウェブページからのトラフィックをチェックしましょう。
これを行うことで、あなたは自分のマーケティングを、明確な目的や方向性をもって客観的かつ科学的に分析できるようになるのです。
大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン