あれ、これ通じないの?
Hello,there!
This is yr friend Thomas!
以前ある懇親会で、イギリス人と、日本人で色々話していたのですが、お酒の席ということもあって、「シードルって知ってる?」って話になりました。
でも、イギリス人は「えっわからない!」となりました。お酒が好きな方は知ってると思いますが、シードルとはりんごの発泡酒で、アルコール度数も低かったりするので、最近日本でもコンビニで売ってたりします。
そして、シードルは海外から来たもの…。当然このイギリス人も知っているものと思ってみんな話していましたが、なんと「知らない」と。えっ、リンゴの発泡酒のことだよ的なことをいうと、「あ〜、サイダーね!」ってなったんです。
実は、シードル、海外ではサイダーって呼ばれていることがわかりました。綴りは、cidre。イギリス英語が好きな方はわかると思いますが、最後がreで終わっているのに、アーと伸ばす典型ですね。他にも、Centerをイギリスでは、Centreって書いたりします。
発音は同じなのに、綴りが違ったり、この場合は、サイダーって書いて、シードルって呼んだり。これ確かに面倒だなって思うこともあると思います。それに日本独自の和製英語があるので、外国人に言っても全然通じないってこともあるでしょう。
ただ、これって結構楽しいと思いませんか?
知らないことが楽しい。
日本の和製英語の例でいうと、例えばコンセント。海外では、ソケットって呼ばれたり、アメリカではアウトレットって呼ばれたりするそうです。電子レンジは、マイクロウェーブだし、アルバイトは、Part time job。
もはや元の言葉のカケラもないくらいに翻訳されてたりしますし、なんだそれは?と言われるようなレベルですが、サイダーとシードルの違いという風に、外国人に説明して、伝われば新しい単語を覚えて、しかも話が盛り上がる。
こういうの結構楽しかったりします。
正しさだけが全てじゃない。
よく日本人は、正しい英語を話せないとか、和製英語を否定する本とかあると思います。それによって、海外で通じない正しい英語を身につけようとする方が多いとよく聞きますが、こうやって英語で説明できるのであれば、正しい英語っていらないと思いませんか?
間違っているか正解か?ではなく、日本ではこう呼ばれている、アメリカではこう呼ばれている。イギリスではこう呼ばれている。って違いを話すだけのことです。何も恥ずかしいことではないですし、普通に外国人と話すと盛り上がります。
なんでそんな言葉になったんだろう?とか、じゃあ他の国ではなんていうのか?とか、他にも同じような言葉はないのか?ってこととか、話す内容が一気に増えるんです。
正しい英語、正しい文法とか、正しさだけを求めると、英語はすぐに苦痛になりますが、こうして分からないことこと、楽しめれば、もっと英語は楽しいのになと懇親会で気づかされました。
英語が苦痛と思われるなら、正しさだけを追い求めていませんか?