英語がぺらぺらになる日本語の直し方
以前シンガポールで講演をした際
参加者からこんな質問が!
「私、普通に英語話せるんですけど
日本語のように英語を話したいんです。」
ということで、当然シンガポールで
生活し外資系で仕事していれば英語は必須。
でも、日本語のように話したいという
エリートサラリーマン。
それに対する答えは
日本語のように話してはいけません!
なぜなら、とたんに通じなくなるから。
英語を日本語のように話せる日は絶対来ませんよ。」
とお答えし、このような説明をした。
日本語は基本的に
会話に参加している者同士が
通じればOKな言語。
二人で話してると
「今日渋谷行く?」 「いく」 なんて、母と娘の会話では普通。
これを英語にスーパー直訳すると。
「Todya SHIBUYA going ?」
「going」
まったく意味をなさない。
どんなに短くしても
「Are you going to Shibuya today?」
「Yes,I'm going.」
あなた今日渋谷行きます?
はい、行きます。
ここまでちゃんと言わないといけないのだ。
なぜなら、英語は
キリスト教文化で育った言語だから。
??????
どういうこと?
と声が聞こえてきそうだが。
キリスト教では
いま地上で行われてるActivityは
すべて天界で記録されていると思っている。
ということは
善行も悪行も会話もすべてだ。
そして、その記録は
死んだあと天国の階段を
のぼりつめた後の裁判で使われる。
生前の行いによって
天国が地獄という行き先を
決めるためだ。
つまり、英語は
天界にいる神様が聞いても
分かるように話すのが
基本なのである。
日本語では好きな人を前に
「好きだよ」
これで十分に通じるのが
英語では 「I love you.」
私はあなたを愛している
となる。これで最短文。
「Loving]とだけ言われても
「は? 誰が 誰を?」
と突っ込まれること間違いなし。
目の前の恋人と神様に。
というわけで、解決策。
日本語をもっと
抽象度をさげて話そう。
つまり、もっと普段から
分かりやすい日本語で話すのである。
×今日、渋谷行く? いくいく! は
○今日、幸子さん渋谷行きます?
はい、お母さん私行きますけど(なにか御用ですか)
など、主語を、はい、いいえを具体化し。
×すきだよ
は
○俺は幸子のことが好きだ
○私。鈴木先輩のことが好きです
とかに変える。
私の口癖
日本語でできないことは
英語でできない。
でも、昔の人はこのように
ちゃんと話してたんだよね。
黒柳徹子さんなんかそのいい例。
徹子の部屋なんか見てると
「私はあなたはをデビュー以来
ずっと見てきましたけど、
あなた常に全力投球でお仕事
がんばってらっしゃいますよね」
こんな感じ。
バラエティ芸人なら
「自分、出た時から、めっちゃ本気やん!」
で終わり。
自分てだれ?
出た時っていつ?
誰が本気?
と英語ではつっこまれる。
英語では
「先週、親父が入院したんだよね」
というと。
「どこの親父」と突っ込まれる世界。
My father
と言わないといけなんだよね。
fatherって意味がありすぎで、
神様もfatherだから、天界で
「えっ 俺 入院してませ~ん!」
ってつっこみ入れてるよ。
てなわけで、日本語をきちんと話せば
英語はぺらぺらになれるでした。
-Nori