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2016/12/08
江戸しぐさ
江戸しぐさは何処行った?
約30年前 初めて東京で生活し始めた頃
この巨大都市東京で
これだけの人数(1300万人)が
どうやって暮らして行けるのだろうと
不安と恐怖におののいた。(小心者の田舎者ってこんな感じです)
しかし、その不安はすぐに払拭された。
なぜなら東京に住む人達は声はかけあわないまでも、
いろんなところで他人に気を使っていたからだ。
例えば混んだ電車でも降りる人を効率よく下ろすために
みんなが少しづつ駅に着く直前に動き始め、
降りる人も早めに準備する。
駅でもきちっと並び2列で降りて2列で乗る。
私の田舎の福岡ではぐちゃぐちゃだった。(今は並んでる)
一事が万事
狭い東京で多くの人が暮らす気遣いが各所に見られた!
しかし、今ではみんな携帯の世界にのめり込み
この江戸しぐさは風前のともしびだ。
降りる駅に近づいて出口に近づいても誰も道を開けない。
みんなが降りて人が乗りはじめるタイミングで
急に降りようとする人(昔はなかった)
つり輪につかまらず携帯をいじって
電車が人の足を踏んだりぶつかる人。
後ろに人がいても
電車に乗って前に詰めない人など、
もう人はどうでもいい感じ。
いずれも昔の東京ではなかったこと。
「おもてなしの国」東京オリンピック大丈夫?
- Nori