突然起こる想定外
こんにちは、石田です。
9月に入って少し涼しくなるとの予報です。
外での作業が多い私にとってはありがたいですね。
今年はとても暑い日が多かったのですが、
35度を超えると「蚊の活動が止まる」ようで、
汗びっしょりにもかかわらず、
まったく刺されることがありませんでした。
どうやら葉の裏に身を隠し、じっとしているようです。
ここまで暑くなり、それが何日も続くことが
これまでにはなかったので新たな発見ですね。
さて、つい先日ですが、
夜8時頃からスタッフと一緒に
「クワガタムシ採集」
へ出かけました。
あまり興味のない方にとっては
夏の虫のイメージがあると思うので
「え!?この時期に?」
と思うかもしれませんね。
ただ、私たちは狙ってこの時期に行ってます。
カブトムシは1シーズンです。
(夏の間で一生を終える)
クワガタムシは2種類、
・1シーズンで終えるもの
・越冬して翌年の夏にも姿を現すもの
(2〜3シーズン)
がいます。
簡単な見分け方としては
・体高があって色がついている、形が派手なもの
が1シーズン(ノコギリクワガタやミヤマクワガタ)で、
・平べったくて黒系
が2〜3シーズン(コクワガタやヒラタクワガタ、オオクワガタ)
となります。
後者の2〜3シーズン生きるクワガタムシは、、、
カブトムシが最も活性する7月後半から8月初旬を避け、
・7月初旬から後半にかけて
・8月中旬から9月の中旬にかけて
クヌギなどの落葉樹の蜜を吸いに姿を現すことが多いです。
*私たちの住んでいる地域の情報なので
他地域には当てはまらない場合があります
今回の私たちの狙いは
「産卵準備で蜜を吸いに来る
2〜3シーズン生きるヒラタクワガタのメス」
とかなり絞られたターゲットでした。
結果としては小さいながらも無事に
1頭の採集に成功したので良かったです。
ただ・・・。
冒頭の「蚊の話」ではないですが、
今年は例年と比較して夜の山の様子が随分と違いました。
野ウサギが道案内してくれるのはいつもと同じでしたが(笑)
風がなく、湿度も高いのに蛾や羽虫があまり飛んでいません。
車のヘッドライトめがけて飛んできた虫が
フロントガラスにバチバチあたり、山道を1周すると、
いつもならガラスがとても汚れます。
また、クヌギの蜜が出ている周辺に、、
というか、全般、、、
「カナブンが全くいない」のです。
そもそもカナブンは、
カブトムシやクワガタムシよりも圧倒的に数が多く、
いつも採集の邪魔になるくらい発生しています。
それが今年は1匹もいませんでした。
「刺さない蚊」
「汚れないフロントガラス」
「カナブンが全くいないクヌギ」
異常気象を意識せざるを得ませんね、残念ながら。
昆虫採集歴は40年以上ありますが、
これほどの偏った状態は記憶にありません。
ここでふと思ったこと(気付いたこと)があります。
どのような分野にも、
「これまで想定していなかったことが突然起こる」
というのはよくあることです。
当然、皆さんが日々取り組んでいるトレードの世界でも
「今までになかった大暴落が起きてしまった!!!」
とか、よくありますよね。
でも・・・。
「不確実なマーケットは予測できない」
これは私も良く使うフレーズですが、、、
自然(異常気象)と比較すると、
「対象となるファクターが少ない分、想定可能である」
ということです。
しかも、、、
「マーケットは上がるか下がるか2つに1つ」なので、
「自分が仕掛ける方向の反対側だけ想定しておけばよい」
わけですから、
何が起こるか全く想像もつかない自然現象とは違い、
「むしろ予測は簡単とさえ言える」
のではないでしょうか。
もちろん、
「どの程度の値幅が動くのか」
という部分を合わせて予測しなければなりませんが、
「リスク資金の限界」
というボーダーがあるので、これも計算はしやすいです。
(※秘密の計算式参照)
想定をしていないことが起こると
人はリスクを背負います。
場合によってはとても大きなリスクも。
しかし、想定内のことであれば、
そのリスクは最小限にとどめることができます。
想定できないマーケットに対する恐怖感や苦手意識が拭えない方は、
「しょせんは上がるか下がるか2つに1つ、
自然界に比べたら十分予測可能」
と考えてみてください。
気持ちがかなり楽になり、冷静なリスク管理が可能になると思います。
それではまた!
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