富とお金 2020/02/12

投資家として正しい行動は?




こんにちは、石田です。

類を見ないほどの暖冬と言われていますが
例年2月の下旬までは冷え込む日がありますので
体調を崩さないよう気を付けておきたいです。


さて、質問です。

投資資金が100万円、
AとB、2つの株を
50万円ずつ購入しました。

その後・・・。


パターン1:
Aが60万円に値上がりし、
Bが40万円に値下がりしたので
AをそのままにしてBを損切りした。

パターン2:
Aが60万円に値上がりし、
Bが40万円に値下がりしたので
Aを利食い(利益確定決済)してBをそのままにした。

パターン3:
Aが60万円に値上がりし、
Bが40万円に値下がりしたが
特に何もしなかった。

はたして投資家として正しい行動は
どのパターンでしょうか?


投資歴が浅く、
「投資を始める前にしっかり投資の勉強をされた方」
は、迷わず「パターン1」を選ぶでしょう。


なぜなら基本的な投資書籍には

・損をするときにはできるだけ小さく、
 利益が出始めたらできるだけ大きく伸ばす

・早く利益を得たいのを我慢して、
 損が出ているものはスパッと切る

・着実に損小利大を実行する!

「これらを実行しなければ投資では勝てないのだ!!」

と記されているからです。


もちろんこれはトレンドフォローの原則に基づいた
「基本中の基本」なのでパターン1を選んだ
あなたは正解です。


では、私の答えはというと・・・。

「パターン1、2、3、
 全て投資家としてありえる行動」

となります。


投資の手法(戦略)は無数にあり、
勝ったり負けたりしながら、最終的に、
「純利益」を残すことができる手法であれば

「必ずしも損小利大である必要はない」

のです。


なぜなら

「損小利大の手法であっても
 必ず純利益が残るわけではない」

からです。


例えば、

損をするときは「1」、利益を得るときは「2」
の『損小利大』の手法があったとします。

先ほどの「パターン1」の行動イメージがこれに近いですね。

でもこの手法の場合、10回の勝負で考えた場合、
4回以上勝たなければ純利益は残りません。


逆に、

損をするときは「2」、利益を得るときは「1」
の『損大利小』の手法があったとします。

基本中の基本といわれる戦略とは真逆の戦略です。
先ほどの「パターン2」の行動イメージが
これに近いのですが、、、

こちらの場合、同じく10回の勝負で考えた場合に
7回以上勝てば純利益は残ります。


「4回以上勝つのは簡単そうだけど、
 7回以上勝つのは難しそうだなぁ〜」

と考えるかもしれませんが、、、
利益額と損失額のバランスで、

「利益の割合を増やすほど勝率は下がり、
 損失の割合を増やすほど誰がやっても
 物理的に勝率は上がる」

ということを知ってもらえれば納得がいくと思います。


また「パターン3」のイメージに近い
長期保有型の戦略であれば、配当や優待などを加味して
別の形で「純利益」を残すことがあります。


これらを踏まえたうえでの回答が

「パターン1、2、3、
 全て投資家としてありえる行動」

ということです。

少し意地悪な質問でしたかね、すいません。


最終的に「純利益」が残るのであれば、

「お金を儲けるために投資をやっているという前提」

がある以上、

「教科書に書かれていることがすべて正解ではない」

のです。


1つの枠の捉われすぎず、
視野を広げることが投資の成績を改善したり、
より多くの利益を上げることができることに
つながると思います。



それではまた!




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