マネジメント 2017/01/24

相手の本音、ちゃんと知ってます?

FROM:本郷卓也(GrowthU認定コーチ)


皆さん、最近は本当に寒いですね^^;
先週は、明け方に起きて家を出るのが悩ましいぐらい寒かったですw

そんな中、ある仕事仲間達と打ち合わせがありましたので寒い中、出来る限り暖かい服を着込み、手袋やマフラーもして出かけていきました。雪がチラつく中、ようやく到着し、会議が始まりました。今回の会議内容は、今やっているプロジェクトにて今後の方針を決める為、とても重要でした。

いつもと違っていたのは参加者が、いつもの仕事仲間だけでなく何度か会っている方「Aさん」と、初めて会う方「Bさん」が参加する会議でした。Bさんのことも仕事仲間は、事前に来ることは聞いていておそらく、固い人なんだろうというイメージだと思うと僕は聞いていました。


しかし、いざ会議が始まるとBさんが、この会議が良かったのか、どんどん意見を出してくれてそればかりか、思っていたイメージとは全く違い、とてもフランクで、お硬い固定概念はなく、とても柔軟な思考を持たれているのがBさんの話を聞いていると、一発で解りました。

もともと会議前には、その固い方が来ると勝手に思っていたのでどういう構成で会議を進めようか、前もって決めていましたがその必要もなく、とてもスムーズに会議が終えることが出来ました。

Bさんは、次の時間があるのでと帰られていきその場に残った、いつもの仕事仲間と、Aさんとで「会議が、スムーズに終えて良かったですね」と談笑をしました。

Aさんとも、ゆっくり話すことが今までなかったのでせっかくだと思い、「Aさん、プライベートでは何されているんですか?」とかるく世間話を始めました。

すると、彼が話すことは、大爆笑する話ばかりで全員で大笑いしていました。

僕達は、これほどまでにAさんが、面白い人なんだとは知らなかったのを非常に後悔したので、「いつもは仕事の話を終えて帰ってましたけど今度、ゆっくり僕達と呑みに行きましょうよ」と誘い、彼も喜んで「実は、本郷さん達とは行きたかったので行きましょう」と、近々呑みに行く事になりました。

彼との親睦が深まった、とても深くなった一日でした。


このように僕達が日頃、相手に思っているイメージって実が違うかったという事が多いですよね。


普段、よく会ってる人でさえ
「あぁ、こういう一面があったのか」
「えっ!?そんな風に思っていたの?」とか、、、


僕は、いつも「思い込み」というのは非常に恐いと思っています。

「木を隠すには、森」という、ことわざがあるぐらいで正しく、ちゃんと見なければ、発見することなんて出来ません。つまり部下との会話でも同じなんです。僕達は日頃、部下とも仕事をするのでよく顔を合わせて、話したりします。

中には、上司が個人面談をしている会社があります。

個人面談をしてみると、相手のことをよく解ったつもりになりがちです。

例えば、上司は部下にとってこれが良いだろうと思ったことを話し相手が、明日から、良い方向に変わる期待したりします。でも実際は部下が、なかなか良い方向に変わらない事に、がっかりしていませんか?

それは何故か、、、

それは、いつも通り話すから正しく相手のことを理解できないんです。

相手には、「隠された本音」つまり「隠れた主訴」というのが存在します(この見つけ方は、またの機会で説明させて頂きます ^^;)。実は、この「隠れた主訴」というのがやっかいで、本人ですら気付いていない場合があります。

ですから僕が、個人面談するときはこの「隠れた主訴」まで見つけるように意識して相手との話に、耳を傾けます。

そうすることで相手も本当の気持ちやどう考えていたか、まで上司に理解して貰えたと感じるのでそれを仕事で、返そうと努力します。

この「隠された本音、隠れた主訴」を理解しなけばせっかく個人面談をしても、その効果を得られないまま終わることが、ほとんどです。


先日、ロイスとエリックが講師として務めるライブセッション中に「部下とのコミュニケーションの取り方」についてデモンストレーションがありました。

その中で、ロイスがコヴィー博士の名言を教えてくれました。
「あなたが人に影響を受けるまでは、あなたが人に影響を与える事は出来ない」と。

あなたが真剣に部下の話を聞かなければ、部下はあなたの話を真剣に聞いてくれませんし、あなたが部下の想いを理解しなければ、部下があなたの想いを理解してくれないでしょう。

つまり、あなたが相手の考えを理解すれば相手も、あなたの考えを理解することが可能になるということです。


次、あなたが部下と話す時は「隠された本音、隠された主訴」を意識して聞いてみてはどうでしょうか?

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